ここで見かけたのを発掘・読破。
隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働
- 作者:ブレグマン,ルトガー
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: 単行本
wikipedia:コケインなんてー言葉もあるそうで。
あとこれも:失明や視力が極端に落ちた人の視覚をサポートする人工網膜デバイス「アーガスII(Argus II)」をアメリカ食品医薬品局が認可 - GIGAZINE
しかし、今は携帯電話の利用者数(世界の携帯電話利用者数、16年は43億人、スマホ比率約半分に | 日経クロステック(xTECH))とトイレを使える人の数(ユニセフ・WHOちなみにwikipedia:世界人口)が同程度(本書では、携帯利用者の方が多い、となってたが)なんだそうだ。なんだかなぁ。
wikipedia:ヴォルテールは「完璧は善の敵」と言ってるそうだ:脱完璧主義のススメ | ライフハッカー[日本版] そーえば我が家の家訓?も「適当万歳!」
wikipedia:en:Lyman Tower Sargent(ライマン・タワー・サージェント)という方が、
人は自分の信条を情熱を持って信じつつも、そのたわいなさを自覚し、笑い飛ばせるようでなければならない。
と言ってるんだと。ググってもようわからんけど、相対化って奴か?
人間の進歩というのは、一種の神話にすぎない
それを言っちゃぁお終いよ、という気もするが。
21世紀の総合大学は(論文の)工場も同然なのだ。病院や学校、テレビ網についても同じことが言える。
ジョゼフ・ハンロンという方の研究によると、
愚かだから貧困になった訳ではない。
フリー・マネーを配っても、アルコールやタバコの消費量はむしろ減るんだそうだ。
wikipedia:アルバート・O・ハーシュマンによれば、wikipedia:ユートピアは
- 無益だ(不可能だ)
- 危険だ(リスクが大きすぎる)
- 計画通りにはいかない(「全体の利益」はたちまち、巧妙に作られた全体の利益にとって代わられる)
という三種類の攻撃を受けるんだそうだ。
欠乏感を抱いている人は、短期的な問題解決は上手なんだそうだ。でも長期的な問題の解決は?だとか。また、「欠乏は人間を消耗させる」とも。
なんか、こんな話とかこんな話とかあるんだけど、本書に載ってたグラフでは日本はずいぶん上位にランクされてたんだよね。リンクしたページあるように、今や日本も格差社会だし購買力もたかが知れてるよね。いつのデータ使ったんでしょう?
注だが、
皮肉なことに、ドイツやノルウェーのようなより平等な国々の人々は、成功を運や環境の産物と見なしがちで、一方、アメリカの人びとは(世界価値観調査が示すように)自分の成功を、自分の手柄と見なしがちだ。
日本はどっちかなぁ?
wikipedia:タックス・ヘイヴンって貧しい国が多いんだ。確かにそうかもしれない。
wikipedia:同調圧力って僕は日本は特別強い、と思ったんだけど、必ずしもそういう訳でもないんだ。
ところで、本書のテーマのwikipedia:ベーシックインカムと言えば、最近スイスでこんな結果があったけど:ベーシック・インカム国民投票、敗者にも満足の色 - SWI swissinfo.ch これはベーシックインカムの終わりではなくて(議論の)始まりだそうだ。実際、こんな話もあるそうで:スイス女性参政権 獲得への長い道のり - SWI swissinfo.ch
という訳で、あとググって見つけた3Kの書評:【書評】ジャーナリスト・小林雅一が読む『隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』ルトガー・ブレグマン著、野中香方子訳 格差社会を生き抜くためには(1/2ページ) - 産経ニュース
('20/05/13追記)こんな記事も:「ベーシックインカムは人を幸福にする」と2年間に及ぶ実験で判明 - GIGAZINE