読書力

読書力 (岩波新書)

同じ新書でも、先日のは古さを感じたけど、こっちの方はそんなに古さを感じなかった。出版されたのはこっちの方が古いのにね。
基本的な立場としては、読書は自己形成の王道だ、として、スポーツと同じで鍛錬が必要だ、と説いてます。確かに、そういう一面はあるでしょうね。ただまぁ、読書文化の振興を図るためにも図書館で読むのは邪道だ、というスタンスなんだけど、僕としてはそこにはケチをつけたい。昨今の出版の洪水の中で良書に巡り会うためには、図書館のように、自由に本と出会える場所は必須だと思う。
そえば、僕はこの本はどっかの古本屋で￥88(!)で拾ってきたようだけど、著者の立場としては当然そんなのは邪道中の邪道ってことになりますな。ま、いいや。