た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

障害者が輝く組織

障害者が輝く組織

障害者が輝く組織

障害者(と分類される人々)であっても、一から十まで何も出来ない、ということは少なく、

  • 障害者には「できないことがある」のは事実だが、合理的配慮を施せば、ほとんどの人は、「出来ないこと以外は普通にできる。」*1

というわけで、障害者が働いている現場*2を訪ね、インタビュー記事をまとめてあります。(というか、http://business.nikkeibp.co.jp/welcome.htmlで2010年四月〜九月に連載された『障害者が働く組織が強い〜人材力経営の真髄、ここにあり』の内容を、単行本化したものだそうです。
いくつか心に残ったこ言葉を引用します(要は手抜き)。

  • 障害者の生活保障はあくまでも国の仕事
  • 聴覚障害の本質はコミュニケーション障害
  • 清潔さと元気な挨拶があれば、良い工場
  • 健常者と障害者との間の共通言語がない。
  • 自分のトリセツ(取扱説明書)を作ってみたらいいかも。
  • 障害者雇用の問題は、男女雇用機会均等法施行前夜に似ている。

なんてところで。

*1:僕は、ヘレン・ケラーの例のように、特定のことはむしろ普通以上に出来るのではないか、と思います。

*2:まぁ、amazonで目次を見ていただくとわかるように、一見して大企業が多いのはまぁ仕方のないところなんだとは思いますが、そんな中にもキラリと光る中小企業もあるんですよね。僕はそういう輝きを大事にしたい、と思います。