- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/08/28
- メディア: 単行本
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でもこの本を読んでいて思ったんだけど、小川さん(著者)はやっぱり文科系の作家なんですね。鉦(かね)とか櫛(くし)、また枇杷(びわ)や皺(しわ)なんかの漢字がフリガナも無しにさも読めて当然、のように使われているのを眼にすると、そんなことを考えてしまいます。こういう、読めない漢字の読み方を調べるのは(読めるけど書けない漢字を調べるのに比べて)結構面倒だったりするし*1。まぁ、逆に言うと、これらの漢字がスラッと読めない、ってことは、オラはやっぱり理系の人間なんだなぁ、と。もっとも僕は、別な場所で、文系・理系の二つだけに分けて考えていると見えるものも見えなくなってしまいかねない、って書いてたような気もするけど。でもまぁ、そういう思考回路の違いは厳然としてあると思う(言わば、男も女も人間だけど…みたいな。)
今回、心に残った文句は、こちら。
当たり前すぎて見過ごしてしまう風景に、実は宇宙の摂理が映し出されていることを知らされる。毎日毎日、飽きもせず三度ご飯を食べるという繰り返しの中にこそ、生命の源は宿っている。
(まぁ、これまたデジタル切り抜き=手抜き。あんまり手抜きばっかしてると、作者に見つかって訴えられるかなぁ?「ページが見っかったけど、話が専門的すぎて素人にはわかりま専念。)