夜中(北海道のこの時期はもう明るいけどorz)に読み切った。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2014/06/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メディアはその本性上、あらゆるところに「困難な問題」を探し出そうとします。
自殺率の推移(例えばここ:}^¤åvÌ©E¦·úÚi1901`j)をみると、「未来に希望がないから自殺する」という一見もっともらしい説明は無理があるそうだ。
wikipedia:内田樹はwikipedia:クロード・レヴィ=ストロースの研究で有名だけど、そのレヴィ=ストロースは
親族内におけるメンバー相互の感情というのは、社会的なルールとして制度的に決まっています
と言ってるそうだ。「父と息子の葛藤」はドラマにならない、ということらしい。
でも、悄然*1は読めないなぁorz
今や、学校は教育サービスを提供する店舗のようなところになっていて、教師はそこの店員と見なされているんだとか。
ググっても見当たらないので、デジタル書き抜き:
武道が礼節を重んじるのは(中略)「身体に対する敬意」あるいは「身体を通じて発動する巨大な力に対する敬意」
ググったところ、相手に対する敬意だ、というこれまた一見わかりやすい説明が多いようだけどorz その武道で比較の対象は本来存在せず、あるとすれば「昨日の自分」だそうで。
wikipedia:関川夏央さんが「共和的貧しさ」ということを言ってるそうで、ググったらこれヒット:こんなことを書きました - 内田樹の研究室
これまたググったらいろんな意見があるようだけど、本気で少子化対策するなら、高等教育の無償化*2と女性の高学歴化を否定しないとならないそうだ。
格差社会というのは、成員たちが単一の度量衡で格付けされる社会のことです。(中略)それが昔の階級社会*3と違うところです。
こういう概念もあるそうで:社会的共通資本(PDF) こういうものの管理運営には政治イデオロギーと市場経済は関与してはならないそうだ。その理由は、私念は常に誤り私欲は常に邪悪だからではなく私念や私欲はコロコロ変わるから、だそうだ。
市場は原理的に共同体に解体を願う*4
コミュニケーション能力とは、コミュニケーションを円滑に進める力ではなくコミュニケーションが不調に陥ったときに、そこから抜け出すための能力、
wikipedia:大学入試センター試験の廃止(【いつから?どうなる?】センター試験廃止に向けて知っておくべきこと|ベネッセ教育情報サイト)は、担当者が読むべき管理マニュアルの増大もその一因ではないか、というのが内田先生の見方。
wikipedia:山本権兵衛がwikipedia:東郷平八郎を司令官に抜擢した理由は、「東郷は運のいい男ですから。」だそうだ。なので、人の上に立つものはそういう運の良さも必要らしい。やっぱ、オラは地べたに這いつくばって生きるしかないか…ま、良いけど(生きて行ければ)
そーえば今日の広告には下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たちが入ってたけど、これが出た頃とは社会はもう相当変わってしまっている、とかいう話もしてた。
このあと、図書館に行ってまた読みかけ本が続く予定。要は水曜日の見逃し分。