- 作者: ウォルター・ミシェル,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/05/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (9件) を見る
wikipedia:マシュマロ実験の元となる実験は、1960年に幕を開けたんだそうだ。それが今でも新しい知見が得られているくらいだから、本当に価値のある研究っていうのは、それぐらい息の長いものなんだろうな。ということは、それを見極める役人(最終的には政治家・国民にまで行きつくのかな?)の眼が重要ってことかな?
Wikipedia にもあるように、今はマシュマロ実験で通用するけど、当初の研究の名前は「先延ばしされたものの、より価値のある報酬のために、未就学児が自らに課した、即自の欲求充足の先延ばしパラダイム」なんちゅー名前だったんだって。ふー、写すだけでも大変だわ。
で、本書でよく出てきた方法は、if … then … すなわちもし〜したら…する、を事前に考えておくと良いんだそうだ。
最後は、デカルトのwikipedia:我思う、ゆえに我ありになぞらえて、「我思う、ゆえに我自らを変えうる」と結んでいました。そんで、「今」にとらわれないで(「今」を冷却して)「あとで」を加熱すると良いんだそうだ*1。
ただ一つ気になったのは、executive function を「実行機能」と訳してるんだよね。オラは遂行機能のほうが良い訳語だと思うんだけどな。と思いググると、脳科学辞典とやらでも「実行機能」と訳されてしまいましたorz:実行機能 - 脳科学辞典
あと「作動記憶」なんちゅー訳語も初めて見たなぁ、と思ったら、これは Wikipedia にも一応ある。wikipedia:ワーキングメモリ
wikipedia:ラトルなんちゅー楽器もオラ知らんなぁ。一応、高校時代吹奏楽局でパーカッション担当した時代もあったが。
その他本書で紹介されてた本:
- 作者: エリオット・アロンソン,キャロル・タヴリス,戸根由紀恵
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで NO EASY DAY
- 作者: マーク・オーウェン,ケヴィン・マウラー,熊谷千寿
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る