ヤバい社会学

ヤバい社会学

著者の名前は、ヤバい経済学にも出てきたらしい（図書館で確認してきたら、第３章だったから、オラは読んでないところだったかもしれない）。
でもこの本は、冗談抜きにヤバい（危険だ）。研究のためと称して、ギャング*1に弟子入りし、副題（原書では書名）にあるように一日だけギャングのリーダーをしたりするんだもん。一歩間違えば、ナムアミダブツアーメンだよね。著者自身も、「普通の学術調査からはみ出している」と認めてた。
でも、本書の主人公が属していたギャングについては、

ギャングと団地は同じもの（広い意味での家族）

とか、

ブラックキングス（主人公が所属していた組織の名前）はギャングではなくコミュニティの組織

とか、後藤さんが言ってた古き良きヤクザ？と同じ匂いがした。
その他ググって見つかった書評：
2010-04-28、
弁護士会の読書:ヤバい社会学
書評『ヤバい社会学』：シロクマ日報：オルタナティブ・ブログ

*1:アメリカ版ヤクザ、と言って良いでしょう。