た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

在宅ケアの不思議な力

在宅ケアの不思議な力

在宅ケアの不思議な力

思うんだけど、「病人は病院へ…」という発想自体に問題があるんじゃないかなぁ、と。冒頭にあった筆者の姉の例(20年前に、余命一ヶ月と宣告されたけど、在宅を選んだ結果4ヶ月ほど生きながらえたそうです。)を読んでいて思った。病気を患っていても、日常生活が100%不可能だ、ということはあまりなく、最も簡単な例で言うと学校から帰ってきた子どもを笑顔で迎えることくらいは出来たりするわけで、それなのに病院に押し込んでしまうと、その力すら奪い去ってしまうのだから。それよりは、出来ることは自分でさせてあげる、という方が良いLife*1につながるだろう、ということで。

でも思ったんだけど、法律の本も読めない漢字(参考)が多いけど、医療の本も負けないくらい読めない漢字(wikipedia:褥瘡とか)が多いなぁ。ま、方や文系の王様、方や理系の王様ですが。こういう言い方には異論はあるでしょうけど。

*1:命という意味でも、生活という意味でも。