- 作者: 武井明
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2012/04/13
- メディア: 単行本
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先の記事では、友人は書名にご不満のようだが、確かにビミョーな子どもたちの話が前面に押し出されている訳ではないので(著者が感じた印象を補強する逸話として挿入されていることが多い)、そこを期待しすぎると泣きを見る。本書は、あくまでもエッセイ集として割り切って読むのが正解か、と。
なんかでも、
リストカットをする人たちは、本気で死ぬことを考えて、ってわけではないのです。
(http://cecil.sakura.ne.jp/mental/mental/wrist_cut.htmlより。)
なんてよく言われるけど、その後自殺完遂に至る割合は、一般人口に比べて50〜100倍も高いそうだし、やはり真摯な支援が必要なようだ。
ただまぁ本書では結構難しい語も多く、読んでいて「ン?」となりググることも多かった。「憎悪」をゾウアクの意味で使ってたり(参考:http://blog.oitablog.jp/takaakira/archives/2009/07/post_685.html)、解離 (心理学) - Wikipediaなんていう専門用語が出てきたり。wikipedia:賦活症候群なんてーの出てきたなぁ(カタカナで)。その辺は、僕が前から言ってるように、注みたいなので補ってくれたら良いんだけどなぁ。だって、本読む場に常にネットとPCがある訳じゃないもん(それとも、これからの時代、常に傍らにネットとPCを用意して読書に望まないといけないんだろうか。面倒だなぁ)。