た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

学校の先生は休めない

学校の先生は休めない―子どもたちの声・教師の声

学校の先生は休めない―子どもたちの声・教師の声

(小)学校の先生を、定年まで一年弱残して早期退職なさった著者が、忙しい先生と子供たちの様子を描いています。
なので今時のガッコーの様子がうかがえるのは良いんだけど、校正がイマイチなのか、ちょっと読みづらいんだよなぁ。例えば…

(前略)
とてもたくさんの教材を学校にもって行く、持ってくる。

どうして初めはひらがなで、後は漢字なんでしょ?文学作品なら漢字と平仮名の使い分けについて深い考えがある場合もあるけど、この場合はそうじゃないでしょ?
そのくせ、範読*1なんて難しい言葉使ったり。
だから、わかりやすい文章を作るためには、偉い人が書いた文章でも、赤の他人が読んでチェックすることは重要だと思う。ま、ということは、オラのブログなんて揚げ足とる気になればいくらでもとれるはずですが(と、挑発してみる(誰を?)。
あ、そうだ。でも教員免許は更新制が導入されたけど、言われてみると、医師免許や看護師免許、弁護士免許は更新制を導入するべきだ、なんて議論は起きてないね。教師だけカワイソー、ったらカワイソーかもしれない。
もう一個思い出した。教育の世界には、残業の概念がないんだそうだ。僕がやってた某K塾のチューターの世界もそうだったかもしれない。つまり、教育なんてものは、ヤル気になればきりがない*2一方、手を抜こうと思えばこれまたいくらでも手を抜ける。
あと、子ども手当(子どものための手当、に変わったんだっけ?asahi.com(朝日新聞社):新名称「子どものための手当」略称子ども手当 民主検討 - 民主政権)なんぞやる財源があるなら、給食費を無料にしたら?という提言はその通りだと思う。給食費を集める、となれば、集金に要する労力*3もバカにならないし。

こちらにも紹介記事。
http://flat.kahoku.co.jp/u/bookreview/rzlDI2MdTHR0VaBputYU

あと、持ち歩いてる文庫本を読み切ったので一応報告。

*1:範読(はんどく)の意味 - goo国語辞書、要するに模範読み上げですかな?なら、そう注意書きしてくれりゃ良いのに。どうも、教育の世界では普通の語彙みたいだけど、オラも一応大学で教員免許取ったけど、授業で習った記憶はないぞ。もっとも、ちゃんと授業出てましたか?と問われると、返答に窮するが。

*2:くらい、きつい、きりがないを教育の3Kと呼ぶそうだ。

*3:結局それも、教師の負担になっているわけです。本来事務職員などを雇うべきなんだが(欧米ではそうらしい)。