た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

日本発狂

ま、某古本屋で衝動買いしたマンガだが。
あとがきが楽しかった。

フィナーレは、まるでwikipedia:筒井康隆みたいでめちゃくちゃです。

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる

BLOGOS(ブロゴス)- 意見をつなぐ。日本が変わる。に書評もあった:【読書感想】「ドイツ帝国」が世界を破滅させる
google:ドイツ第四帝国なんちゅー話もあるんだってね。
本書が出た頃はwikipedia:共和国大統領 (フランス)wikipedia:フランソワ・オランドだったが、トッドさん曰く「ドイツ副首相」だそうだ。
こんな言い回しもあるんだと:‘Punish France, Ignore Germany, Forgive Russia’ No Longer Fits*1

ドイツ経済のダイナミズムは単にドイツだけのものではない

フィンランド人にとって、自分たちの国を植民地化しかねない強国は実はスウェーデンなのだ

トッドさん*2は、wikipedia:帝国以後で名前が売れたんだね。その前に『最後の転落』という書も著わしているようだが。

大不況の経済的ストレスに直面したとき、リベラルな民主主義の国であるアメリカはルーズベルトを登場させた。ところが、権威主義的で不平等な文化の国であるドイツはヒトラーを生み出したのだ。

本書ではロシアをwikipedia:権威主義的デモクラシーと評していたが、日本も同様のような気がするな…

ロシアとベラルーシの特徴は共同体家族構造にあります。

そえばこんな話もあったか:「世界男女格差ランキング2017」が発表される / 日本の順位がヤバすぎ…… | ロケットニュース24
(世界の)真のプレイヤーは米・露・独のみだそうだ。
こんなのもあるんか:wikipedia:四大銀行

成長した経済の停滞は、社会構造の上層部に不用な金銭が蓄積されていることによる

やっぱりwikipedia:21世紀の資本*3が言うように、

累進課税の富裕税を、それも世界的に導入することを提案している。

ですかね…
ふーん、こんなのもあるんか:野村證券 | ディスインフレーション(証券用語解説集)
「直系家族」とかいうのもあるそうで:昔から受け継がれてきた直系家族をなくさない日本|終活ねっと

市場と呼ばれているのは単に、国家を玩具にする最富裕層のことにほかなりません。

政権交代よりも好んで国民一致を実践する国を民主主義的と形容する気には、私は必ずしもなれません。

本書ではドイツの話だったけどね。

今日の状況は、ナチス勃興の頃よりも、あのウィルヘルム時代(wikipedia:ヴィルヘルム2世 (ドイツ皇帝)で良いのかな?)のほうに類似しています

自由貿易は…実際にはすべての国のすべての国に対する経済戦争の布告なのです

ふーん、フランスの警察のしくみは日本とはかなり違うんだ:wikipedia:フランスの警察
以上、なんか引用が多いけど。

もう一冊:

*1:本書では Ignore ではなく Forget だったが。

*2:自称「親米左翼」だそうだ。

*3:あぁ、いまだ積ん読中orz

世界の未来

世界の未来 ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本 (朝日新書)

世界の未来 ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本 (朝日新書)

「私たちはいったいどこにいるのか〜人類史の素描」は未刊行?

私はむしろ高等教育自体が愚かしいものになり果てたと言っているのです。無用だ、と言っているのではありません。

痛烈だね…ま、「高等教育は体制順応のための制度として優れている」そうだけど。
「垂直的なデモクラシー」は、ググってもようわからんorz

人々は住むところを変えれば、移った先の場所の価値観に自分を合わせていく。

こんな格言があるそうだ。「だれも自分の国では預言者になれない。」
心理学者によると、

個々人が敏感になるのは、今どれほどのものを持っているかということよりも、失うかもしれないものについての懸念や得られるものへの期待の方だといいます

現代社会は、次第にさまざまな少数者という概念で理解されるべきものになっている

選挙というのは…欲求不満を民主的に表現するのにおあつらえ向きの瞬間ということになってしまった

でも、戦争するよりはマシだと。そりゃそっか。頭突きはいけません>自分 だから、「ポスト選挙制の民主主義」を探さないといけない、とのこと。
wikipedia:ナポレオン3世は元祖wikipedia:ポピュリズムか:だれが何をしたら「ポピュリズム」なのか その本質を深く考えてみる:朝日新聞GLOBE+

民主主義の未完の部分を克服し前進させるには…(中略)…もっと複雑にし、その形を多元化することによってだ

憲法とは、人民が与えた信任を、統治する者が人民に対して悪用することがないように、人民の側が持っている保障だ

とのこと。

民主主義とはなによりも、みんなでよく議論していっしょに歴史をつくっていくことを意味している

wikipedia:フランス革命のころこんな格言があったそうだ。

選挙は人民の声。民主主義は人民の目。

wikipedia:ブレグジットは、「より小さく主権的である方が、より主権が制限されより大きな全体の一部であるのと比べてよいという賭け」だそうだ。
時間かせぎの資本主義 - たーくんの狂人日記に書いてあったらしいんだけど、世界の三重危機は

だそうだ。
リベラル・パラドックスとかいうのもあるそうで。
wikipedia:シェンゲン協定も勉強しておかなあきまへんな…

日本は言うほど単一文化の国ではありません

移民政策に失敗した国は、21世紀の負け組になるでしょう

という訳で、デジタル書き抜きしただけで、特にこれといった感想はないんですけどねorz