- 作者: 松田忠徳
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2016/11/28
- メディア: 単行本
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初めの方は
温泉の本質はその還元力にある。
なんていう具合で、狂人には読みやすいんだが。
でも
と同時に精神的な「癒し」の効果も侮れない。
ということで、こちらは歴史をひも解く形になり、江戸時代のお話が多くなって、ついてけなくなるんだよね…wikipedia:運上とかいうのもサラッと書かれてこっちは何のこっちゃさっぱりわからんし。(年貢みたいなもの)とか付け加える訳にはいかんのだろうか?
後藤艮山(ごとうごんざん)とは - コトバンクが唱えた一気留滞説とかいうのもあるそうだ。病の原因は気滞―後藤艮山 | 鍼師梅安、acupuncurist Baian
思うに、こういうのはwikipedia:鍼灸と同じ世界だろうから、信ずる者は救われる、の精神で行けば良いんじゃないか、と。
西洋医学は病気を治す。温泉は心と体を正す。
が著者のかねてからの持論なんだそうだ。確かに、西洋医学がやるように病人を病院に集めて集中的に治すのは、精神の病には効果あるのか?という疑問はあるにはあるだろうが。
こんなのも:有馬六景・有馬温泉の発展に貢献した三恩人 | 有馬温泉 旅館 元湯龍泉閣 一方wikipedia:城崎温泉の方の三恩人は、wikipedia:志賀直哉の名前はすぐ出てくるようだが(城崎の大恩人 | みなとや若旦那日記~城崎温泉~)、あとはwikipedia:香川修徳とwikipedia:柴野栗山だそうだ。
wikipedia:草津温泉には12の入浴法があるそうだ。
わが国では他に
- 長湯
- 砂湯
- 地むし
と全部で15の入浴法があるんだとか。
著者は、wikipedia:西川義方の「温泉言志」は19冊も持っているんだそうだ。文系の人のやることはわからんね…
という訳で、書き漏れもありそうだが、もう疲れたorz