一応、ここの続き。HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!にもレビューがあった。『ライフ=ワークス=プロジェクト』 NODE No.10 書評 - HONZ
4/25追記 はてなにも、ここに記事があった。
- 作者: ガイドイッチャー,Guy Deutscher,椋田直子
- 出版社/メーカー: インターシフト
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 24回
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目次にあるように、「言語は鏡」であって「言語はレンズ」なんだそうだ。言語相対主義(wikipediaではwikipedia:言語的相対論、あるいはwikipedia:サピア=ウォーフの仮説*1参照。)の立場でのお話かな?
そのさまざまな例がそれぞれ興味深かったんだけど、一つだけ個人的に興味深かった例を記しておくと、
欧米の成人の大半は左と右を苦もなく使い分けるが、子どもにとって左右の違いを理解するのは難題で、…
という話です。何故ワザワザこんな話を記すのか、というと、これは僕も(物心*2ついてから)体験しているのです。僕も交通事故に遭った直後(半年くらい)は左右の区別がつかなくて、胸に手を当てて心臓の位置から左右を確認してた(まぁ僕の場合利き手の右手に麻痺が残り不自由だった、という事情もあるかもしれないが。)。
だから、左右ってそれなりに高度な概念だと思うのね*3。
もちろん本文も大変興味深い話が多かったんだけど、補遺「色:私たちの目の仕組み」が特に面白かった。曰く、
色覚は神経系と脳が私たちに仕掛けた幻想
なのだそうだ。そうえば僕も、いつだったか行った美術館で、赤のはずの展示物が茶色に見えたりしたことがあった。このときは友人と一緒だったので、友人が「これはオレンジ」とか教えてくれたけど。でもこれは考えてみたら、僕は瞳孔散大(wikipediaではwikipedia:散瞳 )の結果言わばwikipedia:ホワイトバランスが崩れた状態なんじゃないかな?と思う。
ここだけ肉付けして、分冊してくれないかな?そしたら買う(かも)。
あと、解説で紹介していた副読本:
- 作者: マークチャンギージー,Mark Changizi,柴田裕之
- 出版社/メーカー: インターシフト
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: 単行本
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もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待 (ドルフィン・ブックス)
- 作者: 井上京子
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 1998/05/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 今井むつみ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 新書
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- 作者: L・ベンジャミン・ウォーフ,池上嘉彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/04/28
- メディア: 文庫
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あと、図書館で読んでた本*4:
*1:これは本書でも詳しく解説されていた。
*2:いや、キミの場合事故直後は物心ついてないやろ、というツッコミはあり得るが。
*3:「右も左もわからない。」なんて言ったりするけど。もっともこの言い回しの原義は、地理に不案内だ、という意味らしいが。右も左も分からない(みぎもひだりもわからない)の意味 - goo国語辞書
*4:まぁこの先は、書くの忘れて寝たから、更新してるの翌日だったりするが。