- 作者: 田原総一朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルの「塀」とはもちろん刑務所の塀のことで、
塀の上を走る。でも中には落ちない。
という意味だそうです。
wikipedia:桜田武氏の言だそうですが、
この国は企業と官僚でもっている。
そうだ。でもその官僚の欠点は、
- 無謬*1性(失敗しないことを前提にしているので、危ない橋を渡らない。)
- 責任をとらない(とるのは政治家)
- 主張が無い
- 自らに対する過信や過大評価(要するに、自分たちが一番アタマが良いと思っている。)
ということだそうです。なんか、そのまま(昭和の)日本人に対する批判にも読める。(2/14追記 というか、wikipedia:大企業病なんていう話もあるから、これは別に官僚に限った話ではないね。)
でもこういう書はたぶんインタビューから書き起こしたんでしょう。400 ページ近い書にふさわしい内容だ、とは言い切れない。
と言いつつ、ノートに書き写した言葉は多いけど*2。ま、だから、オラはこういう水増しされたような書こそ積極的に図書館で借りて読むべきなんだろうな。