- 作者: オリヴァーサックス,Oliver Sacks,高見幸郎,金沢泰子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/05
- メディア: 文庫
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動物は disease(疾病)にはかかるけれど、sickness(病気)におちいるのは人間だけ。
なんだそうだ。ビミョーに意味が違うらしい。この辺にも参考資料。
表題の「妻を帽子とまちがえた男」は、
食べるときも歌、着るときも歌、お風呂にはいっていても歌。すべて歌です。うたいながらでなければ、何もできません。
とのことだ。さらにこの人は、完全なwikipedia:相貌失認と言えるそうだ。
からだの感覚は、視覚・平衡感覚(前庭系)、固有感覚の3つから得られる。(『からだのないクリスチーナ』より)
態度にあらわれる嘘や不自然さにたいして、失語症患者はとても敏感である。(『大統領の演説』より)
そうだ。
われわれは「物語」をつくっては、それを生きているのだ。(『アイデンティティの問題』より)
病院や病棟は、病気を観察するのにかならずしも最適の場所とはいえない。(『とり憑かれた女』より)
嗅覚神経系は、前窩のところに横に長くあるので、非常に傷つきやすいのである。(『皮をかぶった犬』より)
だから、アスノミア - たーくんの狂人日記みたいなことが起こるらしい。
労働と愛こそ究極の治療法なのである。(『殺人の悪夢』より)
哲学者は、宇宙にあるシンフォニーの反響(エコー)を自己の内部に聴き、それらを、概念のかたちをとってふたたび外の世界へ投射しようとするのである。(ニーチェ)
そえば、「数学は科学の女王」だそうだ。
*1:wikipedia:ルイス・ブニュエルの詩をググってヒット。