た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

選ぶ力

選ぶ力 (文春新書)

選ぶ力 (文春新書)

旅先で読む本が切れたから、目についた商店街の本屋で目についた本を買った訳だ。
なので十分吟味して選んで買った本ではなかったけど、それなりに楽しく読めた。
ただ、後半の部分で、夜行性の効用を説いていたりする部分はいただけなかった。僕も夜中に目が覚めて*1、(そのままなら)眠れぬ夜を過ごす*2から気持ちはわかる(つもり)。でもやっぱり、人間は本来昼行性で、危険な肉食動物を避けるため進化の過程で薄暮の生き物となることを選んだ、という説明の方が納得できる。
だから、著者は文章力があるだけについつい全面的に同意してしまいそうだけど、その辺はさっ引いて読んだ方が良いのかもしれない。

*1:だいたいトイレに目が覚めるんだけど、これはよく考えてみたら、トイレに行きたいから目が覚めるのか目が覚めたから(ついてに)トイレに行くのか、はどっちかよくわからない。

*2:今は、心療内科精神安定剤(一種の睡眠薬)を出してもらってるから、それを飲んで床につくと、だいたいまた眠れる。だから五木氏も、辛いんなら病院行った方が良いと思う。