た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話

チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話 植物病理学入門

チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話 植物病理学入門

wikipedia:植物病理学入門ということで、ちょっと小難しいのは玉に瑕だが、(原)著者の語り口は「殺菌剤に頼る植物病理学を「水鉄砲植物学」と呼んでいた」など軽快で、まぁ楽しめた。
パンデミック(世界的大流行)の反対?はエンデミック(地域的流行病)っていうんだ(wikipedia:伝染病参照)。
栗の木は腐りにくいんだけど(栗について | 水に強く腐りにくい丈夫な木材)、菌には弱いそうだ。
カルディのこの話:KALDI伝説 | 企業情報 | カルディコーヒーファームは、著者は疑っているらしい。wikipedia:コーヒールンバでは「♪昔アラブの偉いお坊さんが…」と歌ってるけど。

イギリス人が(コーヒー党ではなく)紅茶党なのは、一般にはこういう説:雑草の都合 : コーヒーノキ さび病(2)が流布しているが、著者の見解では、それ以前に

イギリスではコーヒーの値段が高く、質が悪かったためらしい

そうだ。
rubber(ゴム)の名前の由来は、こういう説もあるようだが:http://ameblo.jp/tire-friends/entry-11032798459.html、本書に載ってたのはこっち。:大津司郎ウェブサイト:黒い鎮魂/ブラック・レクイエム 第12回
こういう菌類地球外生命説は、長い歴史があるらしい。
イギリスの国土面積は、アメリカのトウモロコシ畑の面積よりも狭いんだとか。日本も、北海道を抜かせば似たようなもんかな?
という訳で、次は生物界をつくった微生物 - たーくんの狂人日記を読んでみようと思う。