貧困と絶望のなかで、遺書代わりに(描きあげた)畢生の大作
なんだそうだ。
結構面白いし、為になる言説も多いから自腹切って買うかな?とも思ったんだけど、それにしては、図表がないのでパス(まぁ、古本屋で見かけたら衝動買いするかもしれないが。後半は流し読みだったしし)。例えば上の絵を口絵に載せてほしい、とか、本文中にバージェスモンスターって出てくるんだけど、どんなのか全然わからないとか(こんなん↓だそうだ。)、ちょっと小金ケチったところが目につきすぎた。*1
それはともかく、本書は、著者が専門の細胞生物学、分子生物学の知見を中心に、表題のゴーギャンの問いに答えを試みています。
というわけで、途中で「??」となる部分も多いんだけど、最後まで読み切るとその説明が書いてあることも多いから、初めの方で投げ出さずに最後まで読み切ることが大事(それにしては、386ページと、ちとブ厚いが)。
最後の、「われわれはどこへ行くのか」という部分が、著者がもっとも訴えたかったところだろう、というのはわかるんだけど、その辺削ってもうちょっと読みやすい新書にしてくれたら即買いだったかもしれないな、と思う今日この頃。
ついでにもう一冊