経済政策で人は死ぬか?
まずは先日の尻ぬぐい…
職場のある地の図書館には文庫版*1もあったんで、そっちを借りて読み切った(でも考えてみたら、メモした時にページ数がちゃう…まぁブログ書いたあとは見返すことはほとんどないが)。
失業とうつ病はどちらが先か、というのを大規模な追跡調査で調べた研究があるそうなんだけど、結果、どちらのケースもある、とのこと。あたり前田のクラッカーですな(当たり前のことを確認する研究も、それはそれで意義は認めるが)。
「ジェフリー・ローズ」という名をググると、こんな記事ヒット:「患者は低リスクの集団から発生する」という原理を発見したジェフリー・ローズ | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION 本書では、以下の言が紹介されてた:「患者が置かれた環境を病気になる前の状態に戻すこと。それ以上に効果的な治療があるでしょか。」
こういう政策が効果的なんだと:ALMP(エーエルエムピー)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
- 可能な限り速やかな再就職が可能になる
- 失業という事態に単独で立ち向かうのではなく、ジョブトレーナーとの二人三脚で取り組むことができる
- 失業者だけではなく、失業リスクを抱えた就業者の精神的支えにもなる
自殺者が一人いれば、その背後には十人の自殺未遂者、百~千人のうつ病患者がいると考えなければならない
wikipedia:ウエストナイル熱 人間で流行する前に、鳥類で広がってバタバタ死ぬ、とかいう話もあるとか*2。
こういうのもあったの:米金融を壊すフォークロージャー危機 この辺の話かな?wikipedia:世界金融危機 (2007年-2010年)
家を建てる、あるいは買うということは、単なるレンガとモルタルへの投資ではない。それはそこで暮らす人の将来の健康と幸福への投資にほかならない
だから、こういうのが意味を持つんだとか:ハウジングファーストとは・意味 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD 日本にもあるようで:ハウジングファースト東京プロジェクト | 国際協力NGO 世界の医療団
アメリカでは、スクールバスがウォルマートの駐車場に止まることもあったんだって(そこで車上生活している児童が多かったから)。
総じて、大不況(世界金融危機)の間のアメリカのホームレスの人々の平均寿命は、戦時下のwikipedia:シエラレオネやwikipedia:コンゴとほぼ同じレベルだった
こういうのも:政府支出乗数とは|経済学用語集|iFinance 住宅支援の乗数は比較的大きいんだと(つまり、予算を費やす価値が高い)。なんで、
緊縮政策は、論理やデータに基づいたものではなく、一種の経済イデオロギー
なんだとさ。
最後の主張は、
どの社会でも、最も大事な資源はその構成員、つまり人間である。したがって健康への投資は、好況時には賢い選択であり、不況時には緊急かつ不可欠な選択となる
とのことでした。
続いてもう一冊。
「ナパーム弾の少女」五〇年の物語
(初めは)図書館の展示だったかなぁ?それとも、最近読んだ何かの本に出てきたんだったっけ?
こんなのもあるんだ:バンクシー 複製画 ナパーム Napalm WCP – banksyartjp
wikipedia:ベトナム戦争当時、wikipedia:UPI通信社とwikipedia:AP通信は激しい競争をしてたんだと。なんかググったら、片っ方はこんな話あるんだ…:「ザ・ワシントン・タイムズ紙、UPI通信」など旧統一教会が世界展開する巨大メディア…故・文鮮明教祖「世界に神の真理を広める手段」 ジャーナリスト 木村太郎|FNNプライムオンライン
同様に、wikipedia:英国放送協会(BBC)*4とwikipedia:ITNも競争があるとか。
そもそもwikipedia:ナパーム弾 本書では、ナフテン酸+パルチミン酸が命名の由来、となってたが。
ベトナムは、二人っ子政策だったんだ:2人の子供の出産を奨励、政府が人口規模の維持に本腰(ベトナム) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ
東洋人は西洋ほど、人命を重視しない。東洋では人命は十分にあって、その値段も安い。彼らの価値観として、命は重要ではない
確かに、特攻とか、彼らには理解不能らしいし。その点に関してはオラも西洋人に強く同意する。
ベトナムではコネがモノを言うんだそうだ。昭和の日本も同じような気が…令和になっても?
「ようようたどり着く」って言われて、意味わからんかったからGoogle先生に聞いてみたら、古語と言われた…:漸うとの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 でも思い出したんだけど、そうえばこれに出てくるね:枕草子 - 第一段 『春はあけぼの…』 (原文・現代語訳)
こういう本も:ヴェトナム―「豊かさ」への夜明け (岩波新書)
ベトナム人の価値観のドンづまりは、『その日を生きのびるためのことなら、すべては善』…
とのこと。
こんなんもあるんだと:新興宗教「カオダイ教」の総本山に行ってみた | TRIP'S(トリップス)
ベトナムの正月「テト」ってなに?2023年のテト休暇はいつ? - たびハピ
wikipedia:ベトナム戦争は、(記者の間では)「自由に報道できた最後の戦争」と言われているそうだ。ググったら記事あった:ベトナム戦争の真実 | ドキュメンタリー映画|アジアンドキュメンタリーズ
名前は聞き覚えがあるんだけど、(wikipedia:多田将と違って)詳しくは知らない…:wikipedia:ニキ・ラウダ 彼を手術した医師に診てもらい、再建手術を受けたんだと。
wikipedia:ソチは「ソビエト版wikipedia:リヴィエラ*5」ですか。
wikipedia:ガンダー国際空港 空港運営会社のwikipedia:最高経営責任者が言うには
住むにはとても気候が厳しい街。それでも漁業者や航空関係者がなんとか生きてこられたのは、互いに助け合ってきたためだ。(後略)
だとさ。
世界的ベストセラーらしい:ベトナムの少女―世界で最も有名な戦争写真が導いた運命 (文春文庫)
wikipedia:ベトナム戦争戦没者慰霊碑 (米国人には)"The Wall"で通じるらしい。
ベトナムにいた頃は(政府の意向もあり)「米国許すまじ」と言っていたが、今では
私たちは歴史を変えられません。平和を促進するために、現在や未来のため良いことに取り組もうとするべきだ
と考えるようになったんだと。
wikipedia:ホー・チ・ミンなど革命第1世代が最も重視したとされるのは、「民族の自決と独立」
ゆるしは自分自身が憎しみから救われること
でもやはりというか、wikipedia:新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)で講演活動が中止になったりしてるんだとさ…
希望こそ、苦難を乗り越える原動力
という訳で、読みかけだった二冊を片付けました、土佐とさ。
*1:文庫でも原注がそのまま掲載されてた。
*2:テレビ番組の記事はあった:鳥が落ちる謎のウイルス|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ
*3:出典:ヴェトナム戦争における世論とその背景)(PDF)
*4:wikipedia:びわ湖放送ではない。
*5:この地名を聞くと脳内で反射的にwikipedia:冬のリヴィエラが流れる…