た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

時間は存在しない

 図書館で見かけて。

 ググるとこんな評:5分で学ぶ『時間は存在しない』要約(物理学的には過去を後悔したり、未来を悩むことはない?) | 暮らしのデザインレビュー

結局のところ時間の謎は、宇宙に関する問題ではなく、わたしたち自身についての問題

 こういう話もあるんだと:スカイツリーの上は地上よりも時間が早く進む!?相対性理論とは | 数学・統計教室の和から株式会社*1

 筆者はwikipedia:アナクシマンドロスに夢中なんだと。

この世界は、ただ一人の指揮官が刻むリズムに従って前進する小隊ではなく、互いに影響を及ぼし合う出来事のネットワークなのだ

 

科学のもっとも深い根っこの一つに、反逆する心、すなわちすでに存在する事物の秩序を受け入れることを拒む心がある

 

宇宙全体にわたってきちんと定義された「今」という概念が存在するというのは幻想で、自分たちの経験を独断で押し広げた推定でしかない

 wikipedia:ストラスブール大聖堂(時計の話)

時間は変化を計測したもので、何も変化しなければ、時間は存在しない

wikipedia:ニュートンアイザック)の考え方とは相反するらしいが。

みなさんも、どうかご自分の直感や考え方が「自然だ」と思わようにしていただきたい…今わたしたちには直感のように感じられる見方も、じつは過去に科学や哲学が作り出したものなのだ

 wikipedia:時空というのは、(通常は?)重力場のことだそうで。

 スーラのよう、と言われてもわからん…これのこと?:【美術解説】ジョルジュ・スーラ「点描絵画の創始者」 - Artpedia アートペディア/ 近現代美術の百科事典・データベース

時間は変化を計測したものなのだ

「生」との関係も織り交ぜると生物屋にも通じそうな言が得られそう。

人間は、山上の雲と同じように、食べ物や情報や光や言葉などが入っては出ていく複雑な過程であり……社会的な関係のネットワークの一つの結び目*2

 「現在主義」とかいう哲学の用語もあるらしい。あと「永久主義」とか、google:ブロック宇宙論とか。ググったらこんな記事も:分析時空論のスヽメ:四次元主義vs三次元主義 - obakeweb

 wikipedia:アルベルト・アインシュタインは、

過去と現在と未来との違いはしつこく続く幻でしかない

と言ってるんだとか。でもアインシュタインは結構互いに矛盾する言があるそうだから…

 wikipedia:月相 要は月の満ち欠けだね。

不在だから悲しいのではない。愛着があり、愛しているから悲しいのだ

 こういうのもあるんだと:wikipedia:スピンネットワーク

 基本的な物理学における時間のない世界は、

存在するのは、出来事と関係だけ

なんですと。

 そえばこんな本も:皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則 昔、図書館で見かけた記憶はある。

マクロな状態によって定められる時間と、量子の非可換性によって定められる時間は、同じ現象の別の側面なのだ

 「時とは無知なり」ってググったら、こんな記事ヒットした(そのうち読む):時間の大きさをまじめに測ったら消えちゃったって、どういうこと!?(高水 裕一) | ブルーバックス | 講談社(5/5)

 wikipedia:エントロピーって相対的な量だったっけ?もう記憶の彼方…

科学は客観性を希求し、合意可能な共通の視点を切望する

 本書にあった「テレイシアース」というのをググったら先生はwikipedia:テイレシアースに変換した。内容から言っても先生が正しそう=誤植…

 「過去仮説」というのをググったらこれまたこう変換された:wikipedia:世界五分前仮説

わたしたちは、自分と似た人々と相互作用することによって、「人間」という概念を形づくってきた

 wikipedia:ルネ・デカルトwikipedia:我思う、ゆえに我ありは、前段として「疑う、ゆえに、考える*3」というのがあるんだと。

 こういう本も:脳と時間: 神経科学と物理学で解き明かす〈時間〉の謎

 wikipedia:マルティン・ハイデッガーの言を著者が翻訳すると、

時間は、そこに人間存在がある限りにおいて時間化する

ですと。また、「時は悲嘆の種」とも。

 まぁでも巻末の解説によると、著者はwikipedia:超弦理論ではなくwikipedia:ループ量子重力理論の立場の人なんだとか。まぁオラその辺のお勉強する前にレッドカード処分ですから…

 本書で何度か参考文献に挙げられていた、前著のすごい物理学講義 (河出文庫)〈文庫じゃないが〉は、たまたま借りてある。また、こんな本も書いてるそうだね:カルロ・ロヴェッリ著『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』を読む - bitterharvest’s diary 図書館にもあるようだから、そのうち読むとするか。でも上にもいくつか本が紹介されてたし、キリがない…

 

*1:相対論的効果って日常生活のレベルでも効いてくるんだっけ?と思いググるとこんな記事あった:相対性理論を日常の中で感じる8つの方法 : カラパイア まぁGPSの話はよく聞くが。

*2:ノード、とルビがふってあった。

*3:Dubito ergo cogito