た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

脱出老人

 ある日の返却本?文庫じゃないけど。

 著者に関してこんな記事も:著者と語る 水谷竹秀 日刊マニラ新聞記者 | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC) wikipedia:日刊まにら新聞

 前著の日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 (集英社文庫)wikipedia:開高健ノンフィクション賞をとったことを機に執筆依頼が舞い込み、その一つが本書に結実したらしい。

日本社会ではもはや家族という単位を維持するのは困難なように感じられた

 

けちだったら女性が寄りつかないし、気前がよかったら有り金全部使われる。うまくいく分岐点は、その中間かな

 ググったらアサヒの記事があった:セブ島で親から子へ引き継がれる「地場産業」、それは銃の密造:朝日新聞GLOBE+

 これまたググるとこんな記事:逃げられない女性たち:夫の暴力と塞がれた出口 日本の労働者受け入れの特殊性と”外国人女性”であることの困難(1/5) | JBpress (ジェイビープレス)

 「貧乏は糖尿病に勝つ」んだと。そえばwikipedia:糖尿病は昔は贅沢病って言われたか。でもそういう認識は今は古いそうだ:糖尿病は「ぜいたく病」ではなく「貧乏病」 患者の約6割が年収200万円未満 - イザ!

 こういうのも:wikipedia:タグリッシュ

 でもwikipedia:フィリピンは温暖だから、

本人が病に倒れず、生活をしていく覚悟さえあればフィリピンでは何とかなる

んだそうだ(日本の冬のように凍死*1することはない、という意味で)。まぁ狂人は最初の条件がアウト…

 フィリピンは出稼ぎ大国ですか:出稼ぎ大国フィリピンにおける政治思想とは? 『日本の対極にある国、フィリピン島巡り』第3回 Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) 「陽気でおせっかい」なんだって。

 フィリピン人とうまくやってゆくためには、「深く考えない」という要素が(どうやら)必須なんだと。そういえば(沖縄に)こんな言葉もあったなぁ:『なんくるないさー』の正しい意味をご存じ? 沖縄方言のいろいろ | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト

事実はそんなに都合よくいかない

 「小松崎憲子」っていう人もいたそうで。ググったら本書の記事がヒットした:「老人の輸出か!」といわれた移住だが…フィリピンでの年金生活「先駆者」の実に贅沢な暮らし|資産形成ゴールドオンライン

 こういうのもあったそうだが:wikipedia:シルバーコロンビア計画

「構想」レベルに終わった

 フィリピンの革命はこういうのか:wikipedia:エドゥサ革命 でもこっちの方が覚えやすい…

フィリピンでは「ピープルパワー革命…」

 言葉の問題も、

海外生活に何を求めるか、何に満足を感じるかで言葉の必要度も変わってくる

とのこと。

外国語習得で大事なのは、異質な音だとか異質な物、異質な生活に対してどれだけ寛容でいられるかなんです

 wikipedia:冠着山(俗称)

 この人の名も出てきたような記憶も。記録してなかったからわからん…(読み返す根性なし…):【アジアで会う】棟朝淳州さん フィルジェロン代表:第69回 変革という名の波を追って(フィリピン) - NNA ASIA・フィリピン・社会

 海外移住にしろ国内移住にしろ、「現地社会に溶け込める寛容さ*2」があるか否かが移住先で生きてゆく一つの指針になるだろう、とのこと。だから、その点を考慮していない東京圏の高齢者、地方移住を 創成会議が41地域提言: 日本経済新聞は机上の空論だとさ…

 全体的にはまぁ楽しめたんだが、最後の方の記述

日本全国どこでも同じ水準の医療を受けることができる

というのはねぇ…そら建前はそうなってるかもしらんが、少しは現実を見てから言ってほしい。

 

*1:北海道がダントツか、と思いきや、さにあらず…:都道府県別凍死者数 - とどラン

*2:別な箇所では敬意という表現も見られた。