た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)

 WHOLE - た-くんの狂人日記からその前著を(お)取り寄せ。

 こういうのもあるんですか:がん予防と食生活 : 全米科学アカデミー「食物、栄養とがん」に関する特別委員会報告 (日本栄養食品協会): 1984|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

  こういうのもあるんだと:インフォームドチョイスとは - コトバンク*1

 著者は、wikipedia:コーネル大学のクリーブ・マッケイの最後の教え子なんだと。

「政府と業界」「科学と医学」の境界は不鮮明なのだ*2

 

近年、多くの国において、医療費の伸びは平均的にGDPの伸びを1~3%上回っている*3

 

混乱の最も大きな一因は、「我々科学者が細部に焦点を合わせる一方、事実の前後関係を無視していることにある」

 wikipedia:ヒポクラテスが言うには(言い換えると)、「知ることは科学だが、自分が知ってることを信じることは無知である」そうだ。

 これまたwikipedia:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ曰く、「私たちは、ありふれたところにあるものを隠すことが非常にうまい」んだとさ。

 たんぱく質がカラダをつくる! │たんぱく質で健康な生活 │ミルクプロテインのチカラ!|株式会社 明治wikipedia:タンパク質の語源)

科学者は皆、たいてい懐疑的な人間である

これだね:wikipedia:科学的懐疑主義

たいていの場合、おそらく「特別な瞬間」とは、さまざまな要素が少しづつ重なって訪れるものではないだろうか

 wikipedia:周恩来ってがんだったのか。それで(中国における)がんの研究が進展したんだとか。

 がんと遺伝 〜原因・遺伝子検査・治療・予防について〜 - SBI損保のがん保険 本書では(一般に)2~3%とされていた。

より良い健康とは、私たちに与えられている時間を完全にエンジョイできる状態のこと

 で、単体の化学物質についてではなく、「化学物質のネットワークがいかに作用するか」を考えることが、より重要なんだと。

 wikipedia:アトキンスダイエットとかのダイエット法は、短期的には効果があるかもしれないが、長期的には?なんだと。やっぱり「♪本気でヤセたきゃあんなに食べなきゃいいのに*4」ある医師曰く、高タンパク・高脂肪・低炭水化物によるダイエット法*5は「自分自身を病気にさせるダイエット」だそうだ。もっとも(本書に載ってた数字では)、

アメリカ人の42%はケーキやクッキー、wikipedia:ペイストリー、あるいはパイなどを毎日食べているが、濃い緑の野菜を食べる人は10%でしかなかった

そうだけど…そら太るがな*6

 wikipedia:B型肝炎で肝臓がんを発症するメカニズムは、言わばウィルスが銃を提供し、悪い食べ物がその引き金を引くんだって。

 という訳で、続いて中巻。先は長いなぁorz

 

*1:普通にググるインフォームド・チョイスとは | アンチ・ドーピング×【医療機関専用サプリメント】ヘルシーパスなんてのがヒットし、本書の趣旨に合わないorz

*2:皮肉を込めて言えば、っていうんだけど、どこが皮肉かわからんorz

*3:出典:PDF

*4:wikipedia:関白宣言の「関白失脚」僕の記憶にある歌詞とは多少違うんだが…元はステージトークネタだそうだから、いろいろバージョンがあるんだろう。

*5:wikipedia:低炭水化物ダイエット

*6:まぁオラも現在の食生活はあんまり他人のことをとやかく言えないが…(だって台所が狭いんだもん…冷蔵庫も小さいし。)