何かの本で書名を知ったんだと思うが、どの本かとかは全く記憶になし…ということは、結局図書館で見かけて手を出したパターンかな?
日本オオカミ協会なる団体*1の記事:書籍紹介「オオカミの群れはなぜ真剣に遊ぶのか」 | 日本オオカミ協会 別な記事もあった:オオカミは弱者を見捨てない「狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか」 | PETomorrow
著者は元々弁護士だったんだけど、弁護士に必要な距離と非情さに欠けていたと感じ、wikipedia:インディアナ州のウルフ・パークの行動研究実習生に応募したんだと。
ドイツも、オオカミは一旦は絶滅したんだと:100年ぶりのオオカミの復活で何が起こったか | 持続可能な林業のために このドイツでの復活劇は、wikipedia:イエローストーン国立公園のようなwikipedia:オオカミの再導入ではなく、自然に移住・繁殖したものだ、と本書では語っていたが。
狼の一つの群れっていうのは、だいたい一家族らしい。だから
家族の強い絆は、自然界で生き延びるチャンスを高めてくれる重要なプロテクター
なんだと。高齢者や負傷者が群れの仲間に殺される、というのも、囲い地オオカミなど不自然な状況で起こりうることで、野生の現実には当てはまらないんだとさ。
wikipedia:1968年の荒々しい士気って何かなぁ?と思っていたら、ググった感じではwikipedia:プラハの春か。
儀式はオオカミの生活の重要な要素
人間にも、(挨拶などの)儀式は大事なはず。適当にググるとこんな記事も:意外と知らない"挨拶の大切さ"|たった5秒で人生が変わる | みんなのキャリア相談室
でも、著者に言わせるとサルよりオオカミの方が人間に近いそうで…
とことん戦い抜けば、まやかしの勝利に見合わない力とエネルギーを消耗することを、オオカミは熟知している
人生で最も必要なのは、われわれにできることをするよう導いてくれる人だ
そうだ。
この辺:【旅探/たびたん】動物園でチェックしたい!オオカミの素顔(2) ではまだ使っているが、アルファ…という言い方は今は野外調査では使われていないんだそうで。単にリーダーとか両親って呼ぶんだと。
(私たちが)広々とした自然にいるのが大好きなのは、自然は私たちについての意見を持たないからだ
とか言ってるらしいんだが、ググっても詳細不明orz
著者の経験では、オオカミ好きな人は女性が多いそうで。「オオカミの世界は女性の世界」だそうだ。ググっても真偽不明だが…また、オオカミに好まれるのも静かで控えめな人のことが多いんだそうだ。
女性とオオカミは、表面的に見ると抑圧されたものたちであり、歴史のなかの敗者だが、ほんとうは強者だということ。なぜなら、両者は不安を克服する力を持ち、それによってほんとうに自由で独立となる
こういうのもあるんでっか:wikipedia:蒼き狼
若いとき我々は学び、年をとって我々は理解する。(マリー・フォン・エーブナー=エッシェンバッハ)
寒さには強いけど、暑さには弱いんだと:オオカミの夏のおやつ|オフィシャルブログ|東山動植物園 オラと一緒だ。あぁ、もうすぐ苦手な季節がやってくる…
明白かつ効果的にコミュニケーションする能力は、彼ら(オオカミ)がたがいに喧嘩をしない理由の一つなのではないだろうか。相互理解や信頼の樹立に、コミュニケーションは重要な役割を果たす
オオカミも、互いに見つめ合う(要するに「ガンを飛ばす」?)のは避けるようにしてるんだと。
犬を飼っている人(または子供を持つ親)は、教育の基礎は明白かつ一義的なシグナルにあることを知っている
どっちにも縁が無いもんですから…
オオカミは口のなかにも嗅覚受容体があるそうなんだが、犬もそうなのかな?と思いググってもようわからず…まぁいいや。
オオカミには内部領地*2と外部領地*3があるそうなんだが、そういう分け方するならオオカミに限った話じゃないような気も…
ググってもそういう名前のレストランがヒットするだけだが、イタリアにはパスタを食べるようになったスパゲッティオオカミがいるんだとか…
ググってもヒットせんが、ロシアには
故郷とはあなたが木々を知っている場所ではない。木々があなたのことを知っている場所だ。
ということわざがあるんだと。
wikipedia:血縁選択説(ハミルトン則)
オオカミとカラスの意外な協力関係とは? - ナゾロジー なんで「カラスはオオカミの目」だと。オオカミにとって、カラスはペットのようなものなんだそうだ。
そのカラスは実は「新奇性恐怖症」なんだとか。ググってもイマイチようわからんが。
自然ドキュメンタリーの映像は美化された映像だから、例えば殺害のシーンなんかはカットされる。頭から信じてはいけないよ、と。オオカミは「選択的肉食性雑食動物」
だそうだから。人間もそうか?なんか、いろんな説があってようわからんのだよね…
自然、人間、愛において、何かを成立させるためには、辛抱強く機が熟するのを待つこと
「自然には独自のリズムがある。」ひと様の都合を気にしてはいないんだと。
昔のケチャップのCMで、キャッチフレーズが
おいしいものは、待つことのできる人だけがもらえる
というのがあったんだって。
忍耐の基礎は、生命の自然のリズムを受け入れること。人間によってつくられたプログラムに順応しようとしないこと
むしろ現代社会において社会人として生きてゆくには、人間によってつくられたプログラムに順応する必要がありそうだが…
オオカミのモットーは、「たくさん働けばたくさん遊べる!」だそうだ。
相互にコミュニケーションし、肉体を鍛え、社会の結びつきを付kじゃめるための有用な方法が、遊びなのだ
黄金律は「自分がしてほしくないことは、ほかのものにもしないこと」とのこと。
今は、苦痛や悲しみ、喜びや責任感といった感情は(人間以外の)動物も持つ、と考えるのが認識的wikipedia:動物行動学の常識なんだと。
ロシアには「オオカミが狩りをすれば森は育つ」ということわざがあるそうなんだが、ググっても詳細不明…
まぁでも
野生は臆病者には向かない
そうだから、オラはレッドカードだろうなぁ…
wikipedia:サンタフェ (ニューメキシコ州)って、1980年代、スピリチュアルの牙城だったの?よく知らない…
こういうのもあるの?:守護動物(トーテムアニマル):人生を導くスピリットガイド | セラピーガイド 僕カワウソ…
事実がなくなれば、空想は驚くべき怪物をつくり上げる
だそうだ。それは、あなたのような偉人はそうでしょうけれど、凡人は…(狂人もどっちかって言うと凡人に近いと思われる…)
オオカミと人間の関係について徹底的に概観すると、個性や側面が非常にたくさんあるので一般化するのは不可能だ
それを言っちゃぁオシメ―よ。
先入観はきわめて人間的な性質で、脳内にしっかりと根付いている。これは現実とは無関係で、おおざっぱにいうなら、情報処理に使うエネルギーを節約するための脳のトリックだ
オオカミを怖がるのなら、まずは車に乗るのをやめたほうがいいだろう
不安は現代人が闘う最大の病気
偏見、無知、非寛容はいまだに存在する
wikipedia:自然保護区を柵で囲め、というのは(非現実的だ、という以外にも)、それは動物園であって保護区ではない、とのこと。
wikipedia:シナントロープ 事故から30年、チェルノブイリが動物の楽園に | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
人々を説得したいのなら、裏口を使うこと
wikipedia:シャチは海のオオカミだそうだ:シャチに襲われていれば、たとえ仲間でなくとも助けに向かう 海のヒーロー・ザトウクジラの謎 - ログミーBiz
本書には「オオカミ戦争」という語が時々出てきたんだが、ググってもあまり一般的ではない模様…
かつてはオオカミに対する人間の戦いだったが、現在ではさまざまな政治生態学の前線において、オオカミに関するありとあらゆるキャンペーンが行われている
そういう状況を形容しているようなんだが。
通常の野生の状況では、オオカミはまず過剰殺戮([wikipeオーバーキル])はしないもんなんだとさ。
「栄養刷り込み」というのも。
ふつう、父母や祖父母から。「安全な」栄養として教わった伝統的な餌を食べる
ということのようで。
で、本書が言いたいのは、狼が人間に慣れるだけじゃなくて人間も狼の存在に慣れる必要がある、ってことかな?
ドイツでオオカミについて啓蒙しようとすれば、太い神経と適度なユーモアを必要とする
オオカミの存在が景色の一部になるのが理想だそうだ。
われわれはみんな死ぬ。/目標は永遠に生きることではなく、永遠に存続するものをつくること
bywikipedia:チャック・パラニューク/最後にあったオオカミの知恵は、
家族を愛し、託されたものたちの世話をすること。遊びを決して忘れないこと
だそうだ。
こういうのもあるそうだが ROUTE216(W.W.J.Dとは?)、著者はWWWD(オオカミならどうするだろう?)と考えて行動してるんだとさ。
最後の付録が、オオカミツアーについて。でも海外の情報ばかりで、イマイチ不完全燃焼…しょうがないだろうが。「オオカミが近寄ってきたらどうするか」といった話もあるが。
*1:やはりオオカミの復活を目指しているようで:日本から姿を消したオオカミを復活し、豊かな森と生態系の回復、人と森との共存目指す~一般社団法人日本オオカミ協会 | JAMMIN(ジャミン)
*2:家や庭みたいなもの、と。
*3:街をぶらぶら歩くようなもの、と。