希望のディアスポラ
図書館で見かけて。(こう言っては失礼だが)意外に面白かった。でもやっぱりちょっと小難しいかなぁ?
wikipedia:ディアスポラ ギリシャ語に由来するんだそうだ(ディア=あちこちに +スポラ=種子が播かれる)。これも:ディアスポラ | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
今や、オーストラリアでも(いわゆる)ヘイトクライムの嵐は吹き荒れてるんだと:新型コロナで激変するオーストラリアの「移民問題」:時事ドットコム
desperateの意味 - goo辞書 英和和英 というのは日本語に訳すのが難しいんだと:和訳しにくい英単語 "desperate" | ハッピー♥バイリンガル
本書の一節をググるとこれヒット:序論 | 希望のディアスポラ――移民・難民をめぐる政治史 早尾貴紀 | web春秋 はるとあき*1
明治維新は英訳するとこうなるんだそうだ:明治維新は英語で何と言う?日本の「高校・世界史」を丸ごと英訳(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社 つまりはrevolution(革命)ではなく(王政)復古と捉えられているんだと。確かにそうか。こういう説も:「明治維新は薩長によるテロだった」初めて大河ドラマでそう描いたNHKをもっと褒めよう 維新賛美の「司馬史観」から脱却した | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
こういうのもあるんか:新装増補版 自動車絶望工場 (講談社文庫) 記事も:「『自動車絶望工場』から50年、日本企業は変わったのか」 『ユニクロ潜入一年』(横田 増生) | 書評 - 本の話
日本は『ニッポン・オンリー』の国。(社会学者・上野千鶴子に問う他者への想像力|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト)
こんな本もありますか:難民鎖国ニッポン (深読みNow)*2
これも:誰もが難民になりうる時代に: 福島とつながる京都発コミュニティラジオの問いかけ
こういう展覧会もあったとか:ディアスポラ・ナウ!(岐阜県美術館)|美術手帖
こんな本もあるらしい:だれも知らないイスラエル:「究極の移民国家」を生きる wikipedia:ユダヤ教を信じていることにすると簡単に移民できるんだとか。
ある人が言うには、「猫はカメラの敵」だとか(毛がカメラに入ると面倒だから)。
こういうのもあるんだと:外こもり -「何もしない」ために海外へ | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
『日本を降りる若者たち』(下川 裕治):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部
老いて男はアジアをめざす-熟年日本男性のタイ・カンボジア移住事情
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 (集英社文庫)
そうえばこれはどうなったのかねぇ:もう一つの「緊急事態宣言」 原発事故の福島 解除の見通しないまま10年超:東京新聞 TOKYO Web
こういう人たちもいたんだって:元年者、150年の歴史|ハワイ州観光局公式ラーニングサイト
wikipedia:朝鮮は(言わば)日本の身代わりに(北と南に)分割されたそうだ。昔父も同じようなことを言ってたことがあるなぁ。北海道は当然北だろうから、だったら僕の運命も大きく変わってたな…(そもそもこの世にいなかったかも…)
沖縄は国内植民地だそうだ。ググるとこんな記事:週のはじめに考える 沖縄は植民地ですか?:東京新聞 TOKYO Web
wikipedia:脱植民地化 wikipedia:ポストコロニアル理論とは別物だそうで。
wikipedia:ニヴフ wikipedia:ウィルタ wikipedia:サバルタン
wikipedia:姜尚中は今やお悩み相談室の先生、という毒舌もwikipedia:いいね!
こんな歌もあったんでっか:wikipedia:陽は、また昇る でも
近現代の技術開発について純粋に日本国産ということはありえず、「日本」を連呼することはむしろ不自然である
というのはその通りだと思う。
日本の教育公的支出は最低 15年のOECD調査: 日本経済新聞 サイテ~
人間の移動は社会変容を必然的に伴う歴史の繰り返しである
wikipedia:日本を、取り戻す。については、
取り戻すべき「本来の日本」など妄想にすぎない
と手厳しかった。
wikipedia:メキシコは(地理的には)wikipedia:北アメリカ大陸だけどwikipedia:ラテンアメリカですか。
非合法化したところで、移民や季節労働者の存在がなくなるわけではない
イギリス最大の移民労働者は(実は)アイルランドなんだそうだ。
(大)昔、wikipedia:第三世界の興亡という本はパンキョーで買わされた記憶があるが、今やwikipedia:第四世界っちゅーのもあるんだと。
古代、中世まで歴史を丁寧にさかのぼれば、地理的な区分も文化的な区分も、近代において捏造され、また現代にかけて強化されてきたものだということがわかる
wikipedia:イサク 言われてみれば確かに(英語読みしたら)アイザックか。
ギリシャ古典がヨーロッパにもたらされたのは、近現代ヨーロッパが見下し毛嫌いしているアラブ・イスラーム文化によってであった
私たちが(こうした)排外主義を克服するためのカギは、環地中海圏における古代・中世のwikipedia:ディアスポラの歴史にこそある
ワラビスタン (埼玉県蕨市) - 外国人だらけの町「蕨」に亡命クルド人が住んでいる件 - 東京DEEP案内 パレスチナ人ディアスポラとクルド人ディアスポラ――中東分割で離散と対立を強いられた民族 | 希望のディアスポラ――移民・難民をめぐる政治史 早尾貴紀 | web春秋 はるとあき
こういうのもあったから:wikipedia:南洋諸島(日本の委任統治領)、
イギリス・フランスほどの大罪ではないにせよ、無実を装うのは欺瞞というべきだろう
wikipedia:パレスチナ問題について詳しくは、パレスチナの民族浄化: イスラエル建国の暴力 (サピエンティア 50) とのこと。
トルコでは、クルド人は山岳トルコ人(wikipedia:トルコ・クルド紛争)と呼ばれたこともあったんだとか。
どれだけ分断が進化し弾圧が激化しようとも、民族主義そのものが消えてなくなりはしないのだ。
こういう本も:「民族」を読む―20世紀のアポリア
日本人がなしうることは、帝国の残滓としてある植民地主義の解体であり、その植民地主義を内在化させている国民主義の解体なのだろう
イスラエル経済のパレスチナ人への労働力依存は、「生かさず殺さず」なんだって。
こういう人たちもいるそうで:wikipedia:ベタ・イスラエル、そこでは(カッコ書きで)
ヨーロッパの白人ユダヤ人とエチオピアの黒人ユダヤ人が同じ「ユダヤ人種」であるというのは、もはや人類は一つの人種である…と言っているようなものだ
とあったけど、やっぱり虚構か(題名はちょっと違ったが、民族という虚構 - た-くんの狂人日記とか)。
「低開発」とか「反開発」ということを論じた本もあったそうで。たぶんこれのこと:「ホロコーストからガザへ」書評 極限まできた「反開発」を実証|好書好日
ユダヤ人とアラブ人の相互の憎悪、ユダヤ教とイスラームとの宗教紛争、一つの聖地をめぐる奪い合いといった見方が、まったく的を得ない捏造された対立構図であることが明らか
ここだけ抜き出すのは問題あるかもしらんが。
根本的に日本政府が間違っているのは、…まるで道具のように労働者を考えていること
親密圏とかいうのもあるの?:親密圏 | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
資本主義が労働者を生み出し、労働者が資本主義を拡張させる
というようなところでした。続いてもう一冊
日本辺境論 (大活字本シリーズ)
図書館の「本日の返却本」で見かけて、大活字本も一度読んでみようかな、と。が、文字が大きくて読みやすい*4のは良いんだけど、重たい…
新味があろうとなかろうと、繰り返し確認しておくことが必要な命題というものはあります。
別な言い方をすると「お掃除本」だそうだ。
こんなのがあったんだと:238 「調停いろはかるた」って知ってますか? | トリトンさんのひとりごと
知らないや…wikipedia:昭和残侠伝シリーズ
そもそも「辺境」というのは、これから来てるんだそうだ:wikipedia:中華思想
アメリカから言わせると、wikipedia:日本国憲法第9条とwikipedia:自衛隊は、
日本はアメリカの軍事的属国であれ
ということなんだと。憲法九条を世界遺産に (集英社新書)ではどう言ってたっけ?確認したくとも、本は海の向こうで現在往来もままならず…
”アヌーヴァー”というのは、Google先生は「もしかしてマヌーヴァー?」って聞いてくるんだけど、大活字本にするときに原稿のチェックってしないもんなのかな?
日本人は後発者の立場から効率よく先行の成功例を模倣するときには卓越した能力を発揮するけれども、先行者の立場から他国を領導することが問題になると思考停止に陥る
世界に冠絶する日本のナショナリストたちが提言しているのは「他の国が『こんなこと』をしているのだから、うちも対抗上同じことをすべきである」という提言だけ
これ:wikipedia:日本の核武装論*5とかね。
wikipedia:アルベール・カミュの言をググったら、これヒットした:『私は哲学者ではありません。私は理性もシステムも十分には信じてはいません。私が知りたいのはどうふるまうべきかです。より厳密に言えば、神も理性も信じないでなお、どのようにふるまい得るかを知りたいのです』ー|MMM|note
どこの国でも、国民はそれぞれ固有の仕方で病んでいる
私たちは「われわれはこういう国だ」という名乗りから始まった国民ではない
アメリカはwikipedia:アメリカ独立宣言から始まった国らしいから、それとの対比で。
人が過剰に断定的になるのは、たいていの場合、他人の意見を受け売りしている時
wikipedia:新渡戸稲造によると
wikipedia:武士道が武士階級から平民たちに流下し、「全人民に対する道徳的標準」となったとき、それは「大和魂」と呼ばれ
るんだそうだ。ググるといろいろ意見はあるようだが。
私たち日本人は学ぶことについて世界で最も効率のいい装置を開発した国民です
wikipedia:水戸黄門は「日本的システムの下絵」であり、「日本人と権力の関係性についての戯画」だから長い間選好されてるんじゃないか、とのこと。
こういう寓話もあるんですか:ここがロドスだ、ここで跳べ。|記事|ヒストリスト[Historist]−歴史と教科書の山川出版社の情報メディア−|Historist(ヒストリスト)
(芸の世界には)こんな言もあるんでっか:google:指を見るな月を見よ
wikipedia:悟りっちゅーのも翻訳しづらいの?Google先生はこう訳されるが:悟りの英訳|英辞郎 on the WEB
こういう言もあるんだと:小成は大成を妨げる - Tatsuya on the web ~ ワン・スクロール・エッセイ
wikipedia:武道の目的は敵に勝つことではなく、敵を作らないことなんだって:『無敵』とは敵をつくらずいなくなること | 極真空手東京本部・杉原、東京都江戸川区(平井・大島・小松川)、江東区、墨田区 オラ、無理っぽいなぁorzとは言っても、確かに無駄に敵を作るのは良くない。
こういう人もいたとか:wikipedia:山田浅右衛門*6
(フランス)bricoleur(ブリコルール)の意味 - goo国語辞書
で、内田先生の考えとしては、学びというのは先験的に予測できるものばかりではない*7、とのこと。
wikipedia:マルティン・ハイデッガーは、「自らが根本においてすでに手にしている」ものを取ることを「学び」と定義したんだそうだ。
内田先生は
日本人の日本人性の根本をなしているのは日本語という言語そのもの
と考えているんだって。んじゃ、例えばドアに指を挟んだときに「イテッ」じゃなくて"ouch!!"とか叫んでた元師匠はどうなんだろう?聞いてみたい気もする。
そえばさっきググった時にこんな本見かけたんだけど、関係あるかな?「翻訳できない世界のことば」という本が翻訳出版されている - などなどブログログ
日本は、
「何が正しいのか」という問いよりも、「正しいことを言いそうな人間は誰か」という問いの方が優先する
んだとさ…
wikipedia:ディスレクシアは言語によっても現れ方が違うらしい(Wikipedia参照)。
韓国とベトナムは漢字を廃止したんだってね(こういうのも:wikipedia:漢字復活論)。
wikipedia:アレフ wikipedia:民約論(転送されるが。)wikipedia:中体西用
知らんかった…神輿は軽くてパーがいい | 10秒で読める名言集・格言集
という訳で、一応完読。そういえば海の向こうの家の書庫には新書版が転がっていたかもしれないなぁ。
*1:というか、あとがき読んだら、このサイトで'17 12月から'19 6月まで連載されてたらしいが。
*2:もっとも本書で紹介されてたのはこっち?:難民鎖国ニッポンのゆくえ (ポプラ新書)
*3:高等学校日本史B - Wikibooksとかの選択者なら習うんだろうが、オラ、記憶にない…
*5:現実主義者としては、どうせ使えないんだから、その資源を別なことに振り向けた方がマシだと思うんだけど。
*6:本書では「朝右衛門」と表記されてたが、これも誤植?
*7:だからwikipedia:シラバスを事前に作ったところで、こぼれ落ちるものもあるし予定通りに行かないこともあるから、反対の立場みたい。オラ、幸か不幸かそういうのちゃんとできる前に(事故で)ドロップアウトしたんでようわからん…