何かの記事?*1で書名を知り、取り寄せたら、500ページ越えのブ厚い本…
著者のインタビュー記事があった:サイケデリクス(幻覚剤)のルネッサンスへ:マイケル・ポーラン独占インタヴュー | WIRED.jp
wikipedia:LSD (薬物)とwikipedia:原子爆弾は、生まれたのが同時期なんだね。
メディアもLSDの扱いを「精神疾病に効く夢の薬」から「カウンターカルチャーの神聖なる道具」、やがては「若者の精神の破壊兵器」へと貶めたんだと。
アブない薬を試してみるにしても、セットとセッティング次第では、結果が全く変わってくるんだとか。あと、被験者の期待によっても変わるとか。
子どもの知覚は、(大人と違って)…予想や慣例の影響を受けない。
こんなのもあったんでっか:wikipedia:ハーバード・シロシビン計画
しかし、そのwikipedia:シロシビンとやらの効き目を評価する実験のプラセボが、wikipedia:メチルフェニデートか(悪魔の薬)リタリンですと…それ、プラセボになってるのか?
前著は1609夜『欲望の植物誌』マイケル・ポーラン|松岡正剛の千夜千冊だとか。
まぁでも
リスクの高い人に精神疾患を誘発する恐れがある
そうだから、やっぱオラはuntouchableっぽい…
驚きとは、無垢なまなざしで何かを初めて見たとき、あるいは今まで気づかなかったことに気づいたとき、その副産物として湧く感情であり…
wikipedia:ウィリアム・ジェームズによると、われわれの普段の覚醒時の意識は
意識の中の特定の一種類にすぎず、それとはごく薄い幕で区切られた、さまざまな可能性を持つまったく異なる複数の意識のかたちが存在している
と述べているんだとか。
こういう説もあるとか:PTSDの症状改善に有用か、合成麻薬MDMA 米研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
wikipedia:カフェインは、食物(の成分)というより薬物なんだと(そういう論文も多数)。だから中毒注意:実は身近すぎる薬物中毒 ~カフェイン過剰摂取~|【ココカラクラブ】ドラッグストアのココカラファイン
wikipedia:神秘主義はwikipedia:原理主義の解毒剤だとか。
言葉の限界は神秘体験の典型的反応
wikipedia:ダライ・ラマは、脳が意識を作るという考えは「科学的事実ではなく、形而上学的な仮説」だと言ったことがあるそうなんだが、ググってもようわからん*2…
科学は個人の証言には関心を払わず、受け入れる度量もない
こういうのもあったとか:wikipedia:マーシュ礼拝堂の実験、wikipedia:エサレン協会、wikipedia:サイケデリック体験、wikipedia:アンリ・ベルクソン、wikipedia:MKウルトラ計画
wikipedia:グリム童話にこんな話もあるんでっか:鉄のハンス - グリム兄弟
神秘体験の4つのサインは、
- 言葉にしようがない
- 認識的性質
- 暫時性
- 受動的
とのこと。
知識を得る真の方法は実験である
本書ではwikipedia:ウィリアム・ブレイクの言葉、とされていたが。
幻覚剤経験のある人にとっては、キノコは「神の肉体」*3なんですと…
wikipedia:en:Paul Stametsという真菌学者が言うところでは、キノコ恐怖症は一種の「生物学的種差別」だそうだ。
うーん、菌類界のwikipedia:ウェルギリウスってどういう意味?
日本人はよく"b"と"v"の発音が…とか言われるけど*4、本書に出てきたエピソードでも"laboratory"はどこ?って質問したら洗面所(lavatory)に案内された、とかいう話もあった。ま、でも確かに普通の家にはlab.はないか…
本書に出てきたポップアウト効果は
探しているものの姿かたちを網膜に焼きつけると、それがしばしば視野の中で浮かび上がって見えるようになる
だそうだ(ポップアウト効果とは - コトバンクに似てる気もするが、違う気もするのでデジタル書き抜きしてみた)。
植物が持つ毒は直接害虫を殺すのではなく、毒物として働くと同時に虫の神経に影響を与えるケースが多いんだと。
ググっても見当たらんが、wikipedia:アレクサンダー・フォン・フンボルト曰く「すべてが相互に作用をおよぼし互いに扶助しあう」だと。
こういうのもあったんですか:wikipedia:Turn on, tune in, drop out これも:wikipedia:ミネソタ多面人格目録
wikipedia:LSD (薬物)は、登場した頃は(該当するカテゴリーがなかったので)精神異常発現薬と呼ばれたんだと。
こういう人もいたんですか:wikipedia:オットー・ランク
wikipedia:オルダス・ハクスリーもLSDと関係あるの?(Wikipediaにそれらしいことは書いてあるが)死の床で接種したらしい。死の恐怖を乗り越えるのに大きく役に立つんだとか。そもそもこんな本も:wikipedia:知覚の扉 あと幻覚剤は(重度*5の)うつ病にも効き目あるらしい:欧米では、うつ病や末期がん患者へのLSDなどを使った幻覚剤治療が急速に再評価。日本でも検討が必要では?【橘玲の日々刻々】 | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン
こんな人もいたんですか:マウスの発明者、ダグラス・エンゲルバート氏が88歳で死去 - ITmedia NEWS
「LSDの微量摂取」トレンドがシリコンバレーを飛び出して拡散、創造性と生産性を飛躍させ、ストレスや不安を解消と人気に | Buzzap!
wikipedia:コンコード刑務所実験、wikipedia:マーシュ礼拝堂の実験、wikipedia:エレウシスの秘儀
そもそも、wikipedia:幻覚剤はwikipedia:偽薬にあたるものがないから、科学的な評価になじまないらしい。
wikipedia:ロナルド・D・レイン曰く、「人間が恐れるものは、死、他者、自分の心」だそうだ。
この人も出てきた記憶はある:リック・ドブリン: 幻覚剤を用いた心理療法の未来 | TED Talk Subtitles and Transcript | TED
こういうのもあるの?:CIIS(カリフォルニア統合学研究所)報告|立命館大学 応用人間科学研究科
wikipedia:ピーターと狼はよく知らないなぁ。/wikipedia:アフターグロウ/wikipedia:ファミリー・コンステレーション*6
google:奥行き反転錯視ってーのもあるそうで。
私たちの脳は、経験によって効率化された予測マシンなのだ
wikipedia:ジークムント・フロイトは「夢は無意識への王道である」*7と言ってるそうだが、wikipedia:幻覚剤は(無意識への)言わば高速道路なんだと。
こんなのも:
DMNとは? 創造力を高め、脳疲労を防ぐために知っておくべき9つのこと - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
「自己」と「自我」は違うんだってね。「自我」と「自己」の違いとは? アイデンティティとパーソナリティの意味 | リバータリアン心理学研究所
「さまよう心は不幸な心である」という論文もあるとか。これか?:気が散ってばかりいると不幸になる?米ハーバード大研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
こんな話も:タコの驚くべき知性について解説 - ログミーBiz この辺の本ではそこまで言ってなかった気がするが。読み飛ばした?
なんか脳のエントロピーとか言ってる人もいるようだが、ググってもようわからん…
子ども時代は人間という種のwikipedia:研究開発期
だから、年をとるにつれて意識は狭まっていくんだと。
こういうのもあるんか:うつ度チェック 簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J) | こころのスキルアップ・トレーニング
大手製薬会社は、もうCNS*8薬品の開発に投資しない、と言ってるんだとか。
でもなんか最後の方ではこういう話も出てきて…ニルヴィカルパとサヴィカルパ【サマーディ】 - 空白JP 宇宙空間でのパラダイムシフト 概観効果(Overview Effect) - Magenta Pink の小鳥
幻覚剤の少量摂取、米国で広まる「マイクロドージング」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News ざっくり言うと、禁煙を続けるのにwikipedia:LSD (薬物)が役に立つとか。毒を以て毒を制す、って奴か?
wikipedia:アルベルト・アインシュタイン曰く、現代人の独立感は「意識による一種の目の錯覚」だそうだ。
wikipedia:断酒会の哲学は
依存症から回復したいならまずはおのれの〝無力さ“ を知れ
とのこと。
wikipedia:精神障害の診断と統計マニュアルは相変わらず議論があるね。本書に出てきた言では、「各精神障害のあいだに恣意的に線引き(しかも、改定の度に線引きの位置が変わる)」していて、それは保険産業の利便性のために存在してるんだと。
こんな本も:真昼の悪魔〈上〉―うつの解剖学
心は優秀な執事だが、最悪な主人でもある
古い金言っていうんだが、ググってもわからん…
人は何にでも意味を見出す生き物
そうらしいね。だからこういう話が:火星の「顔」は人面岩だけじゃない。にっこり笑顔のハッピー・フェイスクレーター | sorae 宇宙へのポータルサイト
という訳で何とか読み切って、感想もまとめられた。んじゃ、返却してくる。