諸般の事情により、とりあえず序文と総説までで。
もともと平成史【増補新版】 (河出ブックス)という書籍があったそうで、これを改訂したんで【完全版】だそうだ。でも
「平成」は三十年で終わった
とか言ってたし(実際には四ヶ月ほど平成31年があったよね…)、wikipedia:東日本大震災の名は挙がってたけどwikipedia:阪神・淡路大震災は出てこない、など、ケチをつけたいところはある…完全版改め最終版とか出たりしないかな?
この本もまた「平成史」の記述の第一歩
だそうだから。
歴史というものは、社会を代表するものを記述する
戦後日本の時代区分はいろいろな見解があるが、本書での区分は
- 1955年前後
- 1973年前後
- 1991年前後
としている、とのこと。
本書ではwikipedia:マックジョブという語が頻出してたけど、それってwikipedia:ブルシット・ジョブとどう違うのかなぁ?いずれにしろ狂人に残されている仕事は、その手の仕事しかないこの(日本)社会…
wikipedia:福祉国家論(の福祉レジーム論) 本書では、日本は自由主義+保守主義と分類されてた。
こういうのも:wikipedia:フレキシキュリティ
新卒時の就職に失敗した若者と結婚・出産で退職した女性は「構造的賤民層」だそうだ。オレもその一員だな、きっと。
wikipedia:会館は、前につく名前で管轄官庁がわかるんだって。文化会館なら文科省*1、ふるさと会館はwikipedia:農林水産省、福祉会館は厚生(労働)省、という具合で。確かにそうか。
うーん、本書には国土面積の2.8%が道路に、2.4%が宅地に、というデータがあって、宅地より道路の方が広い、ってどういうこと?だからウサギ小屋*2とか言われるんだよ、とか思ったんだけど、ググって見つけた資料(PDF)ではさすがにそこまでヒドくはなく、むしろ宅地の方がちょっと広かった。いづれにしろ言えるのは、宅地と同じぐらい道路がある、ってこと。
こんな話も:【08.09.21】自民党組織“崩壊現象” 愛知県連 党員数3分の1に激減 – 日本共産党愛知県委員会
フランス語わからん…wikipedia:クリシェ
こういう話もあるそうで:第2節 女性の労働力率(M字カーブ)の形状の背景 | 内閣府男女共同参画局 オラもは、逆M字かなぁ? その一員かなぁ?
日本のwikipedia:技能実習制度では、政策的に過疎地の構造不況業種に労働力を配置する、一種の補助政策として機能していたともいえる
日本の社会保障のコンセプトは(極言すると)
病人と高齢者以外は自分で職を探せばいい、女性は退職して育児をすればいい
とのこと。で、それがうまく行かなくなってる訳だ。
「アベノミクス」と称された政策は、政権保持のために時間を引き延ばしているにすぎないともいえる
で、続きもまたそのうち。