た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

資本主義と奴隷制

 はてブこの記事を見かけて手を出す。

資本主義と奴隷制 (ちくま学芸文庫)
 

  著者wikipedia:エリック・ウィリアムズwikipedia:トリニダード・トバゴの初代首相だそうだ。こういう国もあるんだね。同じ首相(経験者)でもアホ太郎 - アンサイクロペディアとは大違い?

歴史は、時代ごとに書き改められるものである。 

事実と真実は違う、ってこと?*1

 こういう条約も。wikipedia:トルデシリャス条約 だからブラジルだけポルトガル語なんか:なぜブラジルだけポルトガル語?トルデシーリャス条約とブラジル – ブラジル余話 なんか当時はこの両国にイギリスも一枚加わって、「赤道の彼方に平和なし」なんていう状態だったんだと。オッカナ。

 で、

奴隷労働は、自由民労働が豊富に得られるところでは必ずそれよりも高価なものになる

ので、奴隷制がなくなったのも道徳的事情ではなく経済的事情なんだと。ということは、現代のwikipedia:社畜も状況が変わればなくなるってことかな?

 また、正確に言えば、人種差別が奴隷制に由来するんだそうだ。また、こんな人もいたとか:wikipedia:アトゥエイ

アフリカから強奪された黒人が、インディアン(wikipedia:アメリカ先住民)から強奪した土地を耕すことになった

んだそうだ。

 海外の本読んでると、この話も時々出てくるね:wikipedia:クエーカー

 こんな言葉もあったそうだ:「7月の太陽に負けないものはくろんぼと騾馬」(現代的には)こんな話もあるし:黒人選手はスポーツに有利?筋肉と骨格から見る体の違い|【SPAIA】スパイア

 で、砂糖、タバコ・綿花が黒人奴隷制を生み出したんだって。

 というわけで、1章を読み終えたところで力尽きた…予約も入っているようだし、そもそも資本主義と奴隷制―ニグロ史とイギリス経済史 の文庫化で、これはその気になれば書庫にあるみたい。