た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

黙殺

 図書館で見かけて手を出す。

 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い (集英社学芸単行本) の 文庫化なんだが、(文庫版には?*1三浦英之-記者ページ:朝日新聞デジタル 氏の解説*2もあって、完成度はむしろ上がっていると思う。

 ググったら著者インタビューもあった:“キワモノ”候補者たちの、本当の叫びを聞け――『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』 | カドブン

 要するに、いわゆるwikipedia:泡沫候補*3を描いているんですが、なぜ言い換えてるのか、はWikipedia読んでね(手抜き)。

 最初の章がwikipedia:マック赤坂だったんだけど、

初めての当選を果たした

んだってね。


初当選 マック赤坂氏が独白

で、wikipedia:京都大学吉田寮に入ったそうだが、

変人どころかまるで仙人みたいな人もいた。上には上がいる

と感じたそうだ。そうえば友人に吉田寮に入ってた人がいるけど、機会があったら彼にも聞いてみよう(コロナ禍の現在、機会を作るのは難しそうだが…)。ググったらこんな記事も:【変人の巣窟】京大時代に見聞きした変なやつの話 - ズボラ夫の男性育休 123×222日

 そのマック赤坂はスマイル党総裁だそうだが、一口に「笑う」と言ってもいろいろあるね:「笑う」の英語|laughやsmileだけ?7種類の違い・絵文字や略語(本書で言及されてたのはlaughとsmileだが) wikipedia:志茂田景樹は友だちだそうだ。

 スーパーマンの仮装をしたのは、


2012年 東京都知事選挙 マック赤坂政見放送 スーパーマン編

wikipedia:石原都政に見捨てられた東京都民を救うのは、もう人間では無理だと思った

 からだそうだ。

 wikipedia:内田裕也都知事選に出馬したことがあるんだってね。参考にしたんだとか。あと、wikipedia:石破茂をリンゴちゃんと呼んでた。

 この人:wikipedia:渡邉美樹は、民主党の支援を受けたり、自民党から出馬したり、節操がないね…ま、どっちも似たようなもんか。

 ま、こういう人が出てくるのは、wikipedia:公職選挙法の問題点もあるようだが。本書が指摘していたのは、

候補者をじっくり見定めるための作りにはなっていない

ということ。ググったらこんな記事もあったが:【議員2万人のホンネ】選挙の制度が変なんです | 注目の発言集 | NHK政治マガジン

「新規参入」や「成り上がり」の可能性がない業界は、必ずと言っていいほど衰退する 

  これはまだ係争中かな?選挙供託金違憲訴訟を支える会 - 選挙供託金違憲訴訟を支える会

 著者の実感としては、

 記者は有権者に守られている

とのこと。

 都知事選の立候補者数が多い理由~辛坊治郎が解説 – ニッポン放送 NEWS ONLINE 著者曰く、(要するに)コスパが良いんだと。

 まだ生きてるか:wikipedia:中松義郎 本書には遺言もあったが。

 こんなんもあったとか:家入一真氏のインターネッ党はどうなった? 中野区長選で候補者擁立せず | ハフポスト

  最終的に、著者の主張としては、

このような状況*4はもったいない 

ということでした。というか、日本の民主主義がまだまだ未成熟なんだと思うな。小学校*5の時、「日本は民主主義だから(学級会議で)wikipedia:多数決をとる」とか話を単純化していたセンコーもいたし。今なら言えるね、もうちょっと話し合いましょうよ、と。

 

*1:オラの検索力ではクエスチョンマーク取り切れずorz→図書館で単行本版発掘してみたが、やはり解説は無さげ。

*2:マスコミ側の弁護?

*3:wikipedia:朝日新聞社の内部文書の話もあった。

*4:wikipedia:泡沫候補が切り捨てられ、いわゆる主要候補だけ報道される状況。

*5:と記憶している。