た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

ナウシカ解読【増補版】

 だいたい読んだけど、第二部のwikipedia:長谷川裕一とかは知らないし読み飛ばしたんで、読みかけタグで。それに、この手の本(こんなのもあるそうだが:ナウシカ考 風の谷の黙示録)はやっぱり原作を読みながら味わいたいもんで(原作マンガは実家の書庫…)。

ナウシカ解読 増補版

ナウシカ解読 増補版

 

 昔ナウシカ解読―ユートピアの臨界 をどっかの図書館?で見かけたことがあったんで手を出した。なんか、こんなイベントもあったらしいが:【1月31日】稲葉振一郎『ナウシカ解読 増補版』刊行記念 稲葉振一郎×山川賢一トークイベント「ハッピーエンドの試練とバッドエンド症候群」 | Peatix*1

 私見では、と断ってはいたが、ユートピア文学として、wikipedia:風の谷のナウシカwikipedia:吉里吉里人を凌ぐ、とのこと。そーえば昔家の本棚に吉里吉里人転がってたなぁ(父が買ったものと思われる)。今もあるかどうかわからんけど…

思想は表現を通じて初めて具体化し、具体化することを通じて内的にも深化する 

 あと、言われてみればナウシカwikipedia:巨神兵wikipedia:未来少年コナンに出てくるギガントと共通点があるね。

 こんな人もいたそうだ:wikipedia:イマニュエル・ウォーラーステイン 主著はこれでしょうか?資本主義世界経済1—中核と周辺の不平等

 あとナウシカの風の谷やコナンの残され島は、言ってみれば再出発のためのwikipedia:難民キャンプなんだって。

 こんな本もあるそうだが天皇 天皇の生成および不親政の伝統 (講談社学術文庫)下手に触るとヤケドしそうだなぁorz

 「なまなか」っていう言い方もあるんだ:「なまなかなことでは」の類義語や言い換え | なまじなことでは・なまじっかなことではなど-Weblio類語辞典 誤植かと思ってもうたorz

 「風景としての自然」という概念もあるとか。ググってもようわからんので、リンクなしorz

 偏跛(ヘンパ)は読めないし意味知らない…(偏跛の意味と読み方|熟語辞典

 状況意味論とかいうのもあるらしいが(wikipedia:形式意味論)、よくわかりません…

 これも、ぐあぁwikipedia:パロール

ゴキちゃん

ゴキちゃん

近代的な正義とは、ある特定の価値観をもとにすべてを割り切っていくことではなく、むしろ異なる価値、異なる利害との間の相克、wikipedia:マックス・ヴェーバーの言う「神々の戦い」を前にしてそれらの間の共存可能性、対話の可能性を探ることである

 共生の作法―会話としての正義 (現代自由学芸叢書)からの孫引きですが。

愛を遮断することによって正義は神ならぬ人間にも扱える「公正」の装置となる 

そっか、正義を振りかざす〇ヨクは愛がないんだ。

 これまた読めない、知らない…「天譴論(てんけんろん)」の意味や使い方 Weblio辞書 まぁそれ言ったら、普通大海嘯(だいかいしょう)も読めないか。

 こんなんもあったか:wikipedia:ブランチ・ダビディアン 記憶薄いが。

 wikipedia:ロバート・ノージックユートピアのことをググったら著者の記事がヒットした:メタ・ユートピアの構図 「三つのユートピア主義」のことも書いてあるっぽいから、リンク張って終わり、にしようかとも思ったが、まぁ書いとくか。

  1. 帝国主義ユートピア主義
  2. 伝導的ユートピア主義
  3. 実存的ユートピア主義

 また、wikipedia:ロバート・ノージック曰く

ユートピアとは人間の世界にとっての別の可能性のことである 

 だって。

 これもあとで記事ちゃんと読んどこ:wikipedia:ハンナ・アーレント

 ドレフュス事件っちゅーのは名前だけ聞いたことがあるが、ドレフュスさんが送り込まれたのは「悪魔島」なんだ。

 こういうのも:wikipedia:低強度紛争 テロ・ゲリラがそれにあたるらしい(PDF)。

人間の世界に戦争が構造化されていることを知り抜いてなお、平和の価値を認め、戦争の外に出ようとするところに、ナウシカの成長の証を見なければならない 

 恃む*2も読めないんだな…

 「豚の虎」っちゅーのは誤植か、と思ったら、そういう著作があるんだ:wikipedia:宮崎駿の雑想ノート

 いわゆる「軍事革命」とか言われてもわかりません…Wikipediaでは多分こっちの意味だろうが:wikipedia:軍事における革命

 「美しいもの、素晴らしいものを作り、享受するためには大多数の負担、犠牲が必要だ」という考えには、

本当にそうなのだろうか?

と疑問を呈していた。この話は、[あとで考える種]?

優れたSF―リアリズムともファンタジーとも違う、SFならではの特性を発揮した作品―の条件とは、現実のアレゴリー、「寓話」であると同時に、大真面目な思弁、これまれ*3 の知られる限りでの現実(歴史)の中では起きてはいないものだ

 あとほかの場所でも見かけた記憶はあるが、確かにwikipedia:伊藤計劃の作品は面白そうだね。「痛覚マスキング」をググったら、これヒット:wikipedia:虐殺器官 現実にも、2017年の記事だがこの程度には進んでるとか。強化兵士、人体改良の実際(ル・モンド・ディプロマティーク日本語)クワバラ、クワバラ…

 という訳で、旧版の部分も増補の部分も難しいがそれなりに楽しめた。

 

*1:新(型)コロ(ナ)が流行りだす直前か。

*2:たの

*3:これまの誤植でしょうな。僕も時々やるから。rとdはすぐ近く…