た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記(感想文との説も…)

マスクと日本人

出版されたのは平成24年wikipedia:東日本大震災の翌年。 

マスクと日本人

マスクと日本人

 

 

 図書館の本で10年近くたってるから、かなり色あせしてる…赤は色あせしやすい(赤はなぜ色褪せるのか : 有機化学美術館・分館*1のは科学的な理由があるが、青も結構色あせするもんなのかな?外壁塗装では色褪せしにくい色に分類されてるが(外壁塗装の色の選び方2 色褪せしやすい色、しにくい色|街の外壁塗装やさん東東京店)。まぁ保管状態とかはわからんが*2

 執筆当時はイギリス在住だったようだが、イギリスでは花粉症でもマスクをする人はマレだったんだと。wikipedia:2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響でもそうだったようで(マスクをする国、しない国 何が違うのか? - BBCニュース)。なんで、マスク着用の有無は各国・地域の「文化」の問題だろうと。この文化って奴はやっかいだね。不倫も文化だそうだから*3

  防塵マスクはともかく医療用・家庭用マスクには国家検定規格は存在しないそうだ(これ?マスクの種類と使用時の注意(PDF))。一般社団法人 日本衛生材料工業連合会とかいうところはこんな記事を載せてるが:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | マスク*4

 今で言うwikipedia:風邪は昔(江戸時代以前)は単に「風」と言われることもあったんだとか(この記事はそう?余録:江戸時代の寛政7(1795)年に不思議な風邪が… - 毎日新聞)。まぁマスクに関しては、お上も

まだ感染していない者がマスクをすることによってウイルスの吸い込みを完全に防ぐという明確な科学的証拠はない

 と認めていたそうですが*5

 wikipedia:ロサンゼルス・タイムズ は、2011年3月16日付の記事で、マスクのことを「日本のセーフティ-・ブランケット*6」と表現していたそうだ。

 で、著者の見解(仮説)としては

マスク着用は伝統的な疾病観と近代医療のいわば折衷として社会に受容されていったのではないか

だそうです。

 wikipedia:見田宗介のことばも引用されていた(ここの「いったんは離れた世界に立ってみる…」)。このページのタイトルにあるけど、「自明性の罠」っちゅーキーワードもあるようで。

 こんな政策もあったけど:布マスクの全戸配布に関するQ&A|厚生労働省 こういう一律の配布は人々の不安感をムダに高めてしまう、という意見もあるそうで、僕はそっちに賛成するな。

 しかし、同じ発言でも、wikipedia:AERAでは「手作りマスクにも効果あり」と見出しを付け、wikipedia:ジャパンタイムズでは確実に効果があるとは言えませんがの部分を強調して「手作りマスクの効果を期待するな」と見出しをつけたりするんだって。ある程度仕方ないとはいえ、これだからwikipedia:マスゴミは(ry

 マスクの効果については、専門家のなかでも 意見が異なるんだそうだ。逆効果だ、という意見もあるようだし。マスク装着に関してwikipedia:ランダム化比較試験を行った研究っちゅーのはないのかな?まぁいいや。→facebookで友人に指摘された。wikipedia:偽薬に相当するものがないから無理。

 で結局のところ、「マスク着用にはウィルス感染防止効果があるはずだ」という信仰にも似た期待があるんだって。それで、著者曰くマスクはお守り(あるいは新しい迷信*7)だ、ということだそうだ。耳の悪い僕にとっては、口元が見えなくなるデメリットしか感じられないんだけど…*8

 うがいは、うがい薬を使うより真水の方が良いんだってね(「うがい薬」より「水うがい」がいい | あの人はなぜ風邪をひかないのか? | ダイヤモンド・オンライン)。昔何度か風邪をひいて、うがいの習慣が身についた僕でした。

 著者はwikipedia:イギリス帰りだそうで、wikipedia:花粉症対策も日本ではマスクをする人が多いが、イギリスではそれより薬を飲んでしまう人が多い、なんて話もしてた。

 筆者はある調査をするのに、ここから助成を受けたそうだ:グレイトブリテン・ササカワ財団 – 日英両国を動かす力

 こういう概念もあるんだとか:グリッドとグループについて:メアリー・ダグラスの理論

 うーん、wikipedia:布製マスクより

最初に記録された布製マスクの使用は、パリで1897年に手術を行ったフランス人外科医ポル・ベルジェ(英語版)に関係がある。

本書では、医療用マスクが1897年に初めて使用された、と記述されてたんだが…まぁいいや。

 wikipedia:スペインかぜって、別にスペイン発祥じゃないんだね…

 江戸時代の風邪は、○○風と表現されることが多かったんだって(余録:江戸時代の寛政7(1795)年に不思議な風邪が… - 毎日新聞)。

 これの話もしてた:国立保健医療科学院 所蔵貴重書

 マスクやうがいはwikipedia:ウチとソトを区別してるんだ、とかいう説もあるらしいんだが、単にググってもわからんorz個人的には納得できるんだが。

 前橋レポートとかいうのもあったんだそうで:インフルエンザ予防接種は、無意味ではない | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 ふーん、こんなのもありまっか:コラム: やじうまミニレビュー小林製薬「のどぬ~る ぬれマスク」(自作、というサイトもあるようだが)

 こんなのもありまっか:ブラジャー屋の本気マスクが「ブラジャー過ぎる!」と話題…社会貢献に取り組む下着メーカーに聞いた|まいどなニュース*9

 で、結局このマスクという奴は道具的機能はなく象徴レベル*10で機能しているんだそうだ。だから「お守り」だ、ということらしい。でも健常者には無害でも、耳が悪い人にとっては口の動きが見えなくなる弊害しか感じられないんだよね…じゃぁ透明マスクがあれば良いのか、というと、そういう問題でもないように思う…こちらとあちらを隔てているというか何というか…

 そえば(確か)危険社会 - た-くんの狂人日記の話もしてた。

 こんな話もあるらしい:包む文化:イギリスと日本の文化比較 | ArtLogue

 まぁ素人としてはこんな話はわからんorzwikipedia:神義論

 うーん、wikipedia:アーヴィング・ゴッフマンさんが社会的相互行為論というのを唱えているそうなんだが、ググるとこれになる…wikipedia:社会的相互作用

 wikipedia:ミシェル・フーコーの統治性とかいうのも、狂人にはわかりませんorz

「健康の個人化」という概念もあるそうだ。曰く、

現代人の健康管理の責任は、国家から個人へ移行

でもこの「個人化」というのは建て前に過ぎない面もあるように感じる。去年の話だが、僕はインフルエンザの予防接種を断ろうとしたら、集団生活だから…という論理で有無を言わさず接種された…*11 さらには僕の交通事故だって、昔チョコっと書いた気がするが、自動車で通学せざるを得ないような場所に大学を移転させた社会(車社会)の側の責任だってあると思うんだな。

花粉症とインフルエンザは近代文明の副産物

 

社会が個々人を規定した枠のなかに「押し込める」力から人々を解放しようとする「プロジェクト」が近代化だった

 あーあ、今は食事に行く時ですらマスクをしてかなアカンのよね…(食堂着いたら外すことが目に見えてるのに)=きわめて面倒。面倒くさがり*12物理屋崩れには拷問に等しい…この非常事態、新型コロナウィルスのワクチンが開発されても続くんでしょーか?そしたらただでさえ発狂してるのに、狂気がさらに一段進みそう…

 

*1:昔自分で書いた記事は見当たらずorz

*2:昔の家の近くの図書館では、日光がよく当たる奥の本棚の本は元の色に関わらず軒並み色あせしてた…

*3:石田純一「不倫は文化」炎上 本当は言ってなかった - 芸能 : 日刊スポーツ

*4:たぶん本書執筆時には定義が掲載されてたようで…まぁ初版の事情を勘案しデジタル書き抜きは止めとくか。

*5:今はググってもヒットせず…なんで(今回は)デジタル書き抜き

*6:これのこと?wikipedia:安心毛布

*7:たぶん著者が言うこれは悪い意味じゃない。wikipedia:ピンクリボンもある種の迷信だそうだから。

*8:そういうのは最近は少しずつ認知されるようにはなってるようで、手話通訳の人はマスクせずにフェイスガードをしてたりするんだが、個人的には見えりゃ良い、ってもんじゃないように感じてる。wikipedia:音圧も関係するだろうし。

*9:確かに男性は人前でつけるのちょっと勇気がいる…かといって隠れてするのもヘンタイ気分?

*10:つまり、飾りってこと?

*11:まぁお金はかからなかったが。

*12:実際食堂の直前まで来て、し忘れたのに気付き、部屋まで戻ることもシバシバorz