た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

コンテナ物語(増補改訂版)

 ビル・ゲイツおすすめ本*1 公式サイトにもリンク:コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版|日経BPブックナビ【公式サイト】 この記事でも紹介されてるね:「コンテナ」はどのようにして世界を変えたのか? - GIGAZINE

 著者が提唱する説は

輸送コストの大幅低下がwikipedia:グローバリゼーションへの道を拓く必須条件だった 

 というもので、それに対する反論も多かったので、増補改訂版が編まれたのでしょうか?結局これだけですべてを説明できる訳ではなく、「一因だった*2」とトーンダウン?してましたが。

初めの方(非改訂部分?)はwikipedia:マルコム・マクレーンの伝記風で、要らん人は読み飛ばす?

抵抗は最悪だが性急な行動もよくない *3

 wikipedia:コンテナ*4の登場で商品一個当たりの輸送費はゼロに近づき、もはや防護壁にはなってくれないんだそうだ。

 よく読んだらWikipediaにも書いてあるけど、wikipedia:ガントリークレーンは別名(港の)キリンだそうだ。

でもwikipedia:コンテナの普及は明るい面だけではなくて、中身は事実上検査不能だから密輸やテロのリスクもあるんだとか。こんな事件はあったようで:「耐火レンガ在中」コンテナにあったのはポルシェ、フェラーリ等スーパーカー 船便密輸も続くインドネシア | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

港の仕事は外から見ている分にはロマンがあるようにも見えるが、実際には楽しみが少なく危険な仕事だったんだって。怪我をする確率は建設業の3倍、一般製造業の8倍との数字も。

ググったらこんな本もあるようだが: 

世襲だから、貴族院と同じで知性はいらないらしい

 言われてみれば、(西)ドイツも奇跡の経済成長か。ググるWikipediaではwikipedia:経済の奇跡 日本はこっち:wikipedia:高度経済成長

本気で取り組むには退路を断たなければならない 

 は、日本で言ったらwikipedia:背水の陣だね。

 コンテナ船にも種類があるらしい:コンテナ船にはRORO船(ローロー船)とLOLO船(ロ・ロ船)がある! | みんなの仕事Lab-シゴ・ラボ-

wikipedia:ポラリスって元は北極星だけど、そえばミサイルもあったか。昔、家の近くの大学にはこんなのもあった:北星学園大学アカペラサークルぽらりす. - TOP

こんなのが当然として話が進んでいくのは、素人としてはチトツラい…*5労働集約型と資本集約型の違いと知識集約型

労働集約型と資本集約型の違いと知識集約型

wikipedia:ニューヨーク港は港としては欠点が多いんだとか。wikipedia:東京港もそうなのかなぁ?*6

wikipedia:第二次世界大戦中のアメリカでは、西部と南部が急成長したんだって。

wikipedia:ニューヨーク港が嫌われた理由は、

とのこと。

これは誤植でしょうか?

荷役機械化の方針は各社バラバラらだったし… 

「 増補改訂版」なのにね。

山猫ストってーのもあるんか:山猫スト(ヤマネコスト)

wikipedia:ジョン・F・ケネディが'62年に

機械が人間に取って代わろうとする時代に完全雇用を維持するという問題は、’60年代における重大な国内問題の一つと考える 

 と言ってるそうで、なんか今のAI時代にも通じそうだな、と思いググると、こんな記事あった:「人間を超えるAI」は当分現れないが、仕事は確実に奪われる。世界中のキーマンに直撃取材した『動物と機械から離れて』の著者が語る、2020年代の日本人への提言|菅付雅信(編集者)|FINDERS

あるwikipedia:沖仲仕曰く、

コンテナのおかげで、埠頭の仕事はまるで工場の仕事みたいになっちまった 

 とのこと。障害者に回ってくる仕事なんて、みんなそうかな…

海仕事は他のどの産業よりも伝統色が濃い。

とのこと。

wikipedia:ピギーバック輸送なんてーのも。

wikipedia:コンテナリゼーション(コンテナ輸送)は、登場してから9年経っても「進歩はしているがさほど目立たない」という状態だったんだとか。普及の一つの契機はwikipedia:ベトナム戦争みたいだが。

「スタドラルクレーン」はググってもわからんな…

こんなのもあったんですか:wikipedia:アラスカ地震

wikipedia:イギリスの(国際的な)港はwikipedia:ロンドンwikipedia:リヴァプールだそうだ。

でも、wikipedia:コンテナが登場し始めた頃('60年代)の専門家の予測は、今としてみるとことごとく外れてるんだとか。専門家の言うことをうのみにしてはいけない訳だ。

トランシップ貨物 | 物流道 物流用語から物流セミナー、ニュース、物流の求人情報の物流ポータルサイト とかいうのも説明なしで使われチトツラい…

主人公?のwikipedia:マルコム・マクレーン曰く、

経営者の集団に起業家を入れるとロクなことにならない 

 で、コンテナが登場した現代では立地条件は二の次で、「問題はサイズだ」そうだ。

wikipedia:フォワーダーなんていうカタカナ語を説明なしに使われても…

そえば、アメリカを体現しているようなwikipedia:バービー人形は、アメリカ製ではないね…Wikipediaによると、元は日本製、今は「アメリカから送られた型を中国の工場で生産する」んだとか(工場の設備は日本やヨーロッパ製)。NHKのこんな記事も:“時代を映す鏡” バービー人形とは? - NHK BS1 キャッチ!世界のトップニュース 特集ダイジェスト

ジョエル・モキル教授とかいう人がこう言ってるそうだ:

技術革新はほぼ不可避的に一部の人の生活水準を押し上げ、他の人の生活水準を押し下げる

2002年のwikipedia:世界銀行の報告によると、中国では内陸部から港まで運ぶ運賃が、港からアメリカまで運ぶ運賃の3倍かかるんだとか。それで慌てた?中国はwikipedia:洋山深水港を作ったんだとか。

今や倉庫とか埠頭には、wikipedia:無人搬送車が使われているんだって。こんな記事もあったし:ニトリも採用した自動物流倉庫、さらなる自動化に向けオカムラがAGVを開発中 - MONOist(モノイスト)

コンテナは触れるものすべてを変えるという点でも、その変わり方が誰にも予測できなかったという点でも、まことに一筋縄ではいかない存在だった

そうだ。

今や、wikipedia:コンテナ船のサイズの上限を決めるのはwikipedia:パナマ運河ではなくwikipedia:マラッカ海峡なんだって…

という訳で、読み切るのも二日半がかり*7なら、感想書くのも半日仕事…

 

*1:ビル・ゲイツが選ぶ「今年読んで良かった7冊」は必読だと思う : Blog @narumiもっともこの記事は旧版の時代だが。HONZも旧版でした…『コンテナ物語』 - HONZ

*2:というか、個々の要素を結び付けて海運業というシステムの変革に挑んだ。

*3:ググると本書のブックスがヒット。

*4:最後の方で紹介されてた基本コンセプトは「輸送単位を共通化し、鉄道、トラック、船によるシームレスな貨物輸送を実現する」だそうだ。

*5:じゃぁ読むなよ、と言われそうだが…

*6:今や日欧航路は週1便 空港に続き「ハブ港湾」も韓国へ? 国交省に聞く港湾政策 | 乗りものニュース

*7:今はコロナのため日中ほぼずっと読んでるんだけどね…