[読書]絶滅できない動物たち
これまた図書館で見かけて手を出す。
こんな評も:絶滅できない動物たち 自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ 書評|M・R・オコナー(ダイヤモンド社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
これもあった:絶滅から救われても...野生の生き物は元の姿に戻れない 『絶滅できない動物たち』 | J-CAST BOOKウォッチ
なんか詳しい目次もあるので、出版社のサイト:絶滅できない動物たち | 書籍 | ダイヤモンド社(聖なるカラス アララ でヒットした)
6度目の大絶滅 - た-くんの狂人日記 は、リチャード・リーキー(wikipedia:en:Richard Leakey)が、種が消滅してゆく現象を説明するのに1990年代の初めに用いたものだそうだ。
環境保護がいいことなのは当たり前というわたしの信念は、実は社会的、文化的なバイアスだったのだ
しかし、wikipedia:世界自然保護基金って日本語で書かれるより、略称のWWFを書いてくれ、と思うのはオラだけ?
wikipedia:朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は停電が多いらしいが(北朝鮮ルポ 訪朝から見る金正恩政権の狙い(立岩陽一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース)、wikipedia:タンザニアも同程度に停電が多いんだって。だから、アフリカの貧困の根底には電力不足があるんだとか。
wikipedia:アルド・レオポルドが「現代の環境危機は根本的には哲学的な問題」と言ってるんだそうだ。
こういう人もいるよ、と。「動物園のトラは、もうトラとは呼べない。(環境エンリッチメントは行われているかもしれないが)やるべきこと(他の動物を狩る)ができないんだから。」
[wikipedia:キハンシヒキガエル]の話も:絶滅寸前のカエルを火山から救え! エクアドル | ナショナルジオグラフィック日本版サイト 体の外側に鼓膜はなくても内耳はあるんだって。
wikipedia:タンザニアは国土の32%が公園か保護区なんだそうだ。
そえばこんな話も見かけた記憶はある:wikipedia:カエルツボカビ症
こういう立場も:「すべての山には固有の動物相がある。森もそうだろう。」
wikipedia:ピューマの呼び名はいろいろみたいだね。
1080ってこれか:wikipedia:モノフルオロ酢酸
オオカミのエル・ロボって、これかなぁ?wikipedia:狼王ロボ
保全の世界では、「最も稀少」という形容詞に勝る言葉はないそうだ。
また(今や?)自然交雑と人工交配との境目は曖昧なんだそうだ。
アカゲザルのアンディとかいう奴は、遺伝子組み換えサルのことかな?
これの話も:wikipedia:アメリカ合衆国国立公園 初めの頃は、単に辺鄙で他の利用法がないから、という理由もあったとか。日本では、wikipedia:知床 (世界遺産)なんてそうでしょうか?
こういう話もあるんだとか:「種問題」の現状と展望 wikipedia:種とwikipedia:亜種、さらにはwikipedia:個体群なんてーのもあって、どう違うんかい!という気にもなるし。
量子進化―脳と進化の謎を量子力学が解く! なんてー本もあるようだが。
絶滅の原因となる邪悪な四要素である侵入種、過剰伐採、生息地破壊、分断、この要素のどれもが、急速な進化にも関連している
で、こんなのも:wikipedia:保全遺伝学
クジラは長命らしい:200歳のクジラ、500歳の貝、2億歳の…!? 地球で最も長生きな生物5選がハンパない! (2017年7月27日) - エキサイトニュース
グーグルマップ、マイクロチップ、技術絶対主義のこのご時世に、地球には大きくて複雑なもの―海、気候、クジラ―がまだ残っている。
wikipedia:ハクスリー家は有名な人がいろいろいるみたい。
シロナガスクジラの「パクリ」1回、200人分の食事に相当 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News きっと、人間と比較しちゃダメなんだろうね。人間のゴックンだって、蚊のチクリ〇回分とかいう換算ができる?ちょっと計算してみよう。ここによると一回1mgくらいだそうだ。簡単のため1mlとすると、缶コーヒー(小)は190mlだそうだから、一本で蚊のチュー190回分…だいたい似たようなもんじゃん。
科学の助成金と研究の焦点はいつも流動的
wikipedia:冷凍動物園なんてーのもあるそうだ:第4回 「冷凍動物園」に行ってみた。 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト(あとで読む)
(コレクションは)正確には分からないけど、きっと何かの役に立つんだと。そらそうだろうけど、維持するのもそれなりに大変だよね…
「凍結は先延ばしの技術」だそうだ。
絶滅とは「繊細に絡み合っている種のありかた」を時間をかけて解体していく作業だ
ジョージ・アマートという人が言うには、
環境保護は、生活の質、全体を通じてあなたがどんな地球に住みたいかにかかっている
とのこと。
こんな研究もやってるんだってね:サイの絶滅、iPSで救え 九大とドイツのチームが卵子作って個体増へ(1/2ページ) - 産経WEST こういう話もある。wikipedia:テセウスの船 つまりは、iPSやら何やらで絶滅動物を復活させたからといって、それが元の動物と同じだと言えるのか、という話みたい。生息環境は往々にして失われている訳だし。
種とは何か、という問いは生物学者が答えるべき科学的な問いだが、種に対するわたしたちの義務とは何かという問いは、哲学者が答えるべき倫理的な問い(だから)
「ハイパーオブジェクト」とかいうのも出てきたんだが、詳細省略…(公開するかな?)これに関係あるっぽいが:〈オブジェクト指向存在論〉最速入門01:対象とは?|motoaki iimori|note
という訳で、後半は結構訳わかめ…
あと、読みかけ放置など
[読みかけ]南極読本
しらせ大学(しらせ大学閉校)やwikipedia:昭和基地の昭和大学などの講義内容をまとめららしいんだが…
そでっていうんだっけ(本の各部名称)の宣伝文句には「南極ペディア」とか書いておきながら索引はないし(それじゃぁ事典にならないと思うんだが)、読む気が失せたorz
あとこっちは(薄いので)読んだ。
[読書]先住民アイヌはどんな歴史を歩んできたか
人権情報誌「TOKYO人権」63号によると、首都圏にも5,000人のアイヌが住んでいるそうだ。
先住民問題(Jinkawiki)は世界共通の課題(近・現代史の産物)なんだと。もっとも、定義が立場によって異なったりするんで、微妙に異なるみたいだが。
アイヌは、平等という名の下の不平等が常態化した社会を生きることになった
wikipedia:イヌイットとか寒冷地に住む民族は、主食が穀物ではなく肉や魚のことが多いんだって。確かに、穀物が育たないからね。
wikipedia:矢内原忠雄は、言語政策を通じて同化が達成できるという考え方自体が根拠薄弱であると主張してるんだって。
というわけで知り切れトンボだが、読み終えてから時間が経つとこうなる…
もう一冊あった。
[読書]お好み焼きの物語
wikipedia:お好み焼きの生まれは大阪か、と思ったらさにあらず、明治末に東京下町で生まれた子供向け屋台料理がそのルーツなんだって。wikipedia:たこ焼きは大阪で良さそうだが。
そもそも、この「お好み焼き」というのは焼肉みたいなカテゴリ名なんだって。確かに、焼き肉屋行って「焼き肉下さい」とは言わないね(そういうお店もあるだろうが)。カルビとかロースとか言うか。
こんな話も:これがたい焼きの先祖!? 粉もん文化のルーツ「文字焼き」の謎 | Rettyグルメニュース
なんかでも、俗説の多く(wikipedia:肉じゃがの起源とか)にダメ出ししてた。
これはどうだったかな? 洋食ソースの定番・ウスターソース 日本での製造開始は江戸時代? 発祥のイギリスとは違う独自の文化へ発展|ハインツ日本株式会社のプレスリリース(ウスターソースがかかっていれば何でも洋食へ、という話はあった)
「江戸の食い倒れ」という言葉もあるとか。
ラーメンは昔はお蕎麦屋さんで供されることも多かったそうで、ラーメンに海苔が載ってるのはその名残なんだって。
今は物価の優等生と言われる卵(なぜこれまで卵が物価の優等生と言われていたか? | 卵を使ったレシピ情報が満載!スタッフブログ)だが、大正時代は今の価格にして一個百円くらいと、高価だったんだって。
というわけで、題名で取り寄せたんだが、結構面白かった。