*[読書]悪い奴ほど合理的
- 作者: レイモンド・フィスマン,エドワード・ミゲル,溝口哲郎,田村勝省
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2014/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (7件) を見る
[wikipedia:アル・カポネ]は、犯罪に手を染める前はボルティモアの建設会社で会計士だったんだそうだ。
うーん、アメリカでは脱税の罪は軽いのかなぁ?日本では、軽くはない、との意見も:脱税の量刑解説(法人税法違反、所得税法違反、相続税法違反) | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
私利のために公職を違法に利用すること
wikipedia:ニューヨーク証券取引所とwikipedia:NASDAQ地球上で最大の投資家向けカジノであり…
世界の宗教的・政治的な革命グループは経済的ギャングを本業にしている
ふーん、wikipedia:ボツワナはアフリカの優等生ですか。
共通の敵は軍隊を結集させる
とりあえずそんなとこ。
続いて…
*[読書]私たちはどこから来て、どこへ行くのか
私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
昔読みかけてたんだね…(記憶になしorz)私たちはどこから来て、どこへ行くのか - た-くんの狂人日記
書名の問いは、ここ:私たちはどこから来て、どこへ行くのか - た-くんの狂人日記 でも出てきたけど、ラテン語ではこういうんだ:wikipedia:我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
この文系のテーゼについて、第一線の理系の知性と対話する、というのが本書のコンセプトだそうだ。答えは見つからないかもしれないが、ヒントや道筋ぐらいは仄*1見えるかもしれない、との思いで始めたとか。
ダーウィンの『種の起源』は、経済学者にとっての『資本論』みたいなもので、ちゃんと読んでる生物学者は少ないだろう、とのこと。
wikipedia:アインシュタインの「神はサイコロを振らない」は有名だが、これに対してwikipedia:ヴェルナー・ハイゼンベルクは「サイコロ遊びを好む神もいるかもしれない」と応えたとか。
wikipedia:リチャード・ドーキンスはキリスト教が嫌いなんだそうだ。そらそっか。「神は妄想である」なんて言いきっちゃうんだから。
科学は"why"には答えられないので(それをやると宗教化する)、"how"に答えることによって誤魔化しているんだって。
宇宙が生まれ、太陽系が形成され、地球が誕生し、生命が発生して現生人類へと進化するというこの状況が現出確率は、10のマイナス1230乗との試算
もあるそうだ。オラの事故確率よっかずっと低そうorz だから、最先端の科学者や知識人ほどwikipedia:オカルト的な領域にハマりやすいんだとか。その有名人のリストは、書ききれないや…
常緑樹も、少しずつ葉を落としているから全体としては常緑に見えるだけらしい:いくつ知ってる?緑もえる季節にそっと葉を落とす、日本の常緑樹『常磐木』 | キナリノ
そえばこいつ:wikipedia:HeLa細胞の話は見かけた記憶あるね。
wikipedia:福岡伸一は、「分子生物学者」の肩書から「分子」をとって、分解から統合の方向で考えたいと思っているそうだ。そういう方向になってるのかな?
記憶のメカニズムは、脳内に分子レベルの記憶物質が保管されているわけではありません。星座のような細胞と細胞の回路に電気が灯ると、その記憶が再生されるというメカニズムです
言われてみればそらそうなんだが、「熱帯は化石化しにくい」んだそうだ。
恋愛感情は脳の奥の方にある感受性のループが基盤になっている
生物学的な遺伝は起こらなくても、環境の変化が遺伝する、ということはあり得るそうだ。
テレビ番組では断言しなければいけないから…
今の日本の中・高生は学校で進化をきちんと教わっていないんだそうだ。ま、高校で生物未選択のオラもちゃんと習ったかどうかはアヤしいが。そういうことって多いね。
Wikipedia には書いてあるけど、wikipedia:ドキュメンタリーにも製作者の意図が混じりこむのは必然のようだ。
社会脳仮説はこう変換されますか:wikipedia:マキャベリ的知性仮説
チンパンジーの学習は、「俺の背中を見て覚えろ」なんだそうだ。
腸も、脳並みのエネルギーを使うんだってね。だからこう言う人がいるのかな?脳はバカ、腸はかしこい
「群れるからこそ人間の集団は暴走する」
「科学と擬人化は相性が悪い」らしいが、wikipedia:団まりな氏のスタンスは「擬人化を排除したら生物はわからない」だそうだ。
「納豆菌は強い菌」というのでググってみたら、こんな記事も…「納豆菌が強すぎて、納豆厳禁の職場がある」「宇宙空間でも死なない」 ネットに広がる“納豆菌最強伝説”はどこまで本当? - ねとらぼ
脳だけが意識を司っているか、という話にも疑義を呈していた。
ググったらこんな記事もヒットしたんだけど:いかに生命は「無秩序」な状態から生まれ、進化するのか?|WIRED.jp 生物進化は複雑系というより記憶系なんだとか。
生命の要素は、もうこの記事で良い?生命の三つの定義とは何か?よりシンプルで的確な定義の模索、生命とは何か?② | TANTANの雑学と哲学の小部屋
wikipedia:アポトーシスの他に、アポビオーシスとかいうのもあるそうで:細胞の寿命死──アポビオーシス | 日経サイエンス
バクテリアって、wikipedia:細菌のラテン語読みなんだ。
wikipedia:森達也によれば、映像作品のテーマを言語化するべきではないそうだ。絶対に違和感が残るとか。
wikipedia:長沼毅との対話のまとめは、
我々は何ものか。…宇宙のエントロピーをより増大させるための一つの渦
だそうだ。だから(元気がないと)ウズくまる?
「最先端科学は感覚を超える」ほとんど数式の世界だったりするからね…
「点というものは位置だけがあって大きさがない(アルキメデス)」
仮想…とか人工…とかじゃなくて、wikipedia:代替現実というのもあるそうだ。
でも、実感がないからこそ(心の)ブレーキが利かないそうだ。気をつけよう。
幸せは、他者との関係性の中にある
「死を(徹底的に)隠すのは不健全]なんてことも言ってた。
最後に信じられるのは自分の体
でもその感覚器は容易に騙されるんだけどね…(オラの場合特にそう)
世界は非常に主観的
また別な個所では「主体は単独に存在しない」とも。
ネットの記述はかなり誇張されている
ま、そうだろな。
wikipedia:ミラーテストをパスするのは、ゾウはゾウでもアジアゾウだけなんだそうだ。
言語はもともと、社会性の涵養や記憶の増強、他者にたいする理解のために使われるものだった
「集団の論理に日本はからめとられやすい」
重要なことは解答ではない。そこに至るプロセス。思い煩うこと、矛盾や煩悶から目をそらさないこと。
ということでした。
*1:ほの