た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

若い読者のための第三のチンパンジー

 図書館で見かけて手を出した。

若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)

若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)

 

訳者あとがきによれば、人間はどこまでチンパンジーか?―人類進化の栄光と翳り  を再編したものだそうで、「若い読者のための…」というのも、そういうシリーズがアメリカの出版社であるんだとか。「第三の…」というのは、wikipedia:チンパンジー*1wikipedia:ボノボに続いて、ということで、要するにwikipedia:ヒトってことですな。wikipedia:チンパンジーにとって、最も近縁の種は、wikipedia:ゴリラでもwikipedia:オランウータンでもなくwikipedia:ヒトなんだそうだ。

wikipedia:狩猟採集社会でも、一日に必要なカロリーの大半は狩猟からではなく採集から得ていたんだそうだ。

wikipedia:クロマニョン人は、現生人類とほぼ変わらない体格だったらしい。

こんな話もあるそうだ:【📖言語起源 大考察スペシャル📖】ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”特別編:言語あれこれ🐵 ヒトとチンプ発声法比較から言語障害まで盛りだくさん🤣 - 学芸にゃーど。 (ベルベットモンキーの話)

セックスは楽しいが、それは進化によってそうなったからである 

 そうえば、氏にはこんな著書もあるんだよね:セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ) まだ読んではいなかったと思うが。

  1. 隠された排卵と性交は、男性間の攻撃性を抑制して、協力を引き出すために進化した
  2. 隠された排卵と性交によって、特定のカップルの絆が強まり、ヒトの家族の基礎ができあがった
  3. 女性は排卵を隠すことで、パートナーと男性を永続的に結び付け、パートナーが生んだ子供の父親が自分であると確信させるようにしむけた

そえば別な本でもあった記憶があるけど、男性の子供の数の記録は888人(人間は、生涯で何人まで子供をつくれるのか? - 知力空間)、女性の方は69人(母は強し!出産に関するびっくり世界記録 - NAVER まとめ)だそうだ。

人は似通った者同士で集まって過ごす時間の方が長い 

 だから、「似たもの夫婦」になるんだって。もちろんこれは一般的な傾向の話であって、例外を排除するものではないが。

wikipedia:アボリジニも金髪の人が多いんだ。

wikipedia:創始者効果なんてーのもあるんでっか。

加齢(Wikipediaではwikipedia:老化)をめぐる研究も、wikipedia:生理学wikipedia:進化生物学の両面からのアプローチが必要だそうで。

そえばこんなのもあったなぁ:wikipedia:おばあさん仮説

今や、wikipedia:類人猿には多くの言語を習得する能力はある、という見方が一般的らしい。そえば手話を操る類人猿がいるとか:人間と会話、類人猿の優れた知能 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト でも発声がうまくできないから、語彙が限られるんだとか。

こんな鳥もいるそうで:庭師と呼ばれる鳥「ニワシドリ」が想像以上に庭師だった:らばQ

農業の伝わる速度は、ヨーロッパでは一年間に1,000mだったそうだ。

今はこんな学問もあるそうだ:古病理学(こびょうりがく)とは - コトバンク 本書では、前世紀末に生まれた、とされてたが。

これも:wikipedia:ハンディキャップ理論

言語が死に絶えてしまうとは、かつてその言葉を話していた人たちが抱いていた独自の世界観を知る手段さえ失ってしまうことになるのだ

 なんかググったらこんなのもヒットした:【か🐮ち🐑く🐷と文明格差】ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” ⑧『"進化"から見た文明格差』 - 学芸にゃーど。(家畜のビッグ5)

ググったらこんな論文もヒットした:なぜネコは伴侶動物になりえたのか

wikipedia:オナガー

これもあとで読んどきましょか:自家受粉と他家受粉~長所と短所および受粉システムの違いとは? – 中学受験ナビ

こんな話もあるそうで:wikipedia:エリコの壁

こんな鳥もいたとかいないとか:誰が史上最大の鳥類「エレファント・バード」を殺したのか? 化石から謎の切り傷を発見 | ナゾロジー

wikipedia:チャコ文化国立歴史公園

氏の見立てでは、

wikipedia:マヤ文明wikipedia:ハラッパーなど、文明のことごとくが没落したのは、増え続ける人口それぞれの環境を圧倒してしまったせいなのだろう 

 とのこと。こういう話か:時の話題 世界人口70億人を突破−地球はどれだけの人口を養えるのか/CEL【大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所】

こういうのもあったとか:wikipedia:クローヴィス文化

ググってもヒットしないので締めの言葉をデジタル書き抜き。wikipedia:オットー・フォン・ビスマルクが回想録にこう記しているそうだ。

私の子どもと孫へ。過去を理解し、将来の手引きとするために 

 てなとこじゃ。暑い!

 

*1:本書では「コモンチンパンジー」となってたが、ググっても違いがわからないorz