- 作者: 三枝聖
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2018/07/23
- メディア: 単行本
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著者のホームページもあった:法昆虫学(forensic entomology)
こういう意見もあるけど:「死体」と「遺体」 - 違いがわかる事典、本書では一貫して「死体」という語を使っており、それは
生命活動を終えた死者の身体が土に還るまでの過程は、他生物と変わりなく、人間だけが特別ではないと考えているから
だそうだ。こういう仕事をする上では、
薄情といわれるかもしれないが、仕事として続けるためには、感情を切り離して、死体を科学的な視点で冷徹に観察することが必要になる。
とのこと。
今は「スメハラ」とかいう語もあるんだってね。スメハラとは?11のスメハラの原因と対策 – 社会人の教科書
まぁでもwikipedia:蛆が光を嫌うことを負のwikipedia:走光性なんて言ったり*1、wikipedia:ハエ目のことを双翅目と呼んでたり、少し難い*2気はする。薄くて気軽に持ち運べるけどね。説明はあったが、wikipedia:蠅蛆症なんてーのも。
ふーん、こんなんもいるんだ(閲覧注意):wikipedia:ベルゼブブ
韓国の転覆・沈没事故って、Google 先生曰く、やっぱりwikipedia:セウォル号沈没事故か。固有名詞を書いてなかった理由は何だろう?
こんなんもあるんだってね:マゴットセラピーとは | JAPAN MAGGOT COMPANY 潰瘍治療と受粉農法でのマゴット活用(これも閲覧注意)
Casperの法則とかいうのもあるそうだ:晩期死体現象 法医学
アメリカには「死体農場」とかいうのがあるそうだけど:【閲覧注意】地獄の「死体農場」 ― 野ざらしの死体はどのように朽ち果てるのか?=米、著者はそれに対抗して「死体菜園」を作ってるんだと(ググってヒットする小説?とは関係なさそうだが。本書では Google Map で見られる、とあったが、気見つけられずorz)。
本書では
ヒトの嗅覚は視覚の影響も大きいと思われ
との記述だったが、そういう研究もあるようだ:google:視覚情報によって変化する嗅知覚のメカニズム
でもこの著者、なかなかオモロい。
世を捨て、ヒトであることも捨てて修行しないと、辿り着けない境地もあるのだ
でも(日本で)wikipedia:法医昆虫学を本格的に導入しているのは(著者が関わっている)wikipedia:岩手県警察だけだそうで、著者の目標は
wikipedia:法医昆虫学を実務導入し、全国に普及させること
だそうだ。頑張ってね。