- 作者:藤井 青銅
- 発売日: 2017/11/23
- メディア: 単行本
おせちって、漢字で書くとwikipedia:御節料理なんだってね。
wikipedia:六曜も何度か名前が変わってるようで。ちなみに僕の父母は結婚記念日が4月4日で、結婚式場のスタッフ?は「しあわせ」と呼んでたそうなんだけど、調べてみたらこの日は大安だったんだよね。でも父も母も早世したから、死合わせorz そういう語呂合わせは、馬鹿に出来ない、というのが僕の持論*1。
wikipedia:中元は「お中元」で有名だけど、Wikipedia にも書いてあるが(wikipedia:三元)上元や下元もあるんだってね。
wikipedia:七五三は関東が発祥だそうだ。
wikipedia:土用の丑の日の起源も諸説あって、Wikipedia に載ってるののほか太田南畝の説もあるそうだ(江戸散策 │ 第66回 │ クリナップ)。ウナギは本来は冬の方が栄養あるんだと。ま、ビンボー狂人には関係ないやorz
wikipedia:サン・ジョルディの日は聞いたことなかったorz
「(日本人にとって)古い伝統をバックボーンに持つ新しい風習」が理想
wikipedia:結婚式も、現在の神前婚の様式は、別に古くからあるものでもないようで。
wikipedia:ハクサイも、
日本で結球種のハクサイが食べられるようになったのは、20世紀に入ってからである
だそうだから、時代劇で白菜の入った鍋物が出てくるのはおかしいそうで。「肉じゃが」も、wikipedia:ジャガイモが19世紀以降だから、要注意のようで。
wikipedia:小笠原流も説明なしではわかりませんorz
wikipedia:喪服はもともとは白かったそうだね:喪服が黒いのはなぜ?その理由と意味とは [通夜・葬式の弔問マナー] All About
wikipedia:中江兆民って北海道にも縁があるんだ。
北海道に渡って実業家になったが成功しなかったり…
伝統とは、「昔はよかった」と思える時代を起点に、「それ以前からもずっとそうであった」という願望も含めて、再設定される
こんな本もあるそうだ:江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) そもそも、wikipedia:落語に出てこないんだそうだ。ニオウね。
フィクションで勝負できないから「実話」だと偽るのはたちが悪い
もともとwikipedia:江戸落語は座敷で、wikipedia:上方落語は辻で上演されるものだったんだとか。
こんな忍術書もあるとか:wikipedia:万川集海
wikipedia:明治維新の時の京都の人たちの合言葉は「第二の奈良になるな」だったんだって…ググったらこれヒット:wikipedia:京都電気鉄道
「京都三大漬物」なんてあるそうで:s̨ШbsÌШÈç ä·®«|sÈèc
wikipedia:三大和牛は定説なし?99.9% がwikipedia:「田尻」号の子孫だそうだが。
「本場…では」というもっともらしい話にコロッと従ってしまうのは、島国日本の特徴だろう。
wikipedia:紀元節の話は、触るとヤケドしそうだなぁorz
カナダの国技はアイスホッケーとラクロスなんだそうだ(意外と知られていない国技 | カナダ☆シロップ)
wikipedia:大阪国技館ってーのもあったんだと。
wikipedia:錦の御旗は官軍の印ですか。縁無さそうorz
神様も、人間の都合であっちに行かされたりこっちに行かされたりするのは、
許してほしい。人間とは身勝手で、弱いものなのだ。
祭りが持つヤンキーテイストは、全国各地に普遍的にあったのだ
wikipedia:東洋は、どこを基準に考えるか、で意味が変わってくるようだ。確かに、中国から見れば東洋=日本か。だから、こんな語も:wikipedia:日本鬼子
wikipedia:八雲町って、関所があったんか:江戸時代はココが境だった!八雲にある日本最北の取締地・山越内関所 – 北海道ファンマガジン (ファンマガ)
本書によればwikipedia:ヨーヨーもwikipedia:けん玉も別に日本が発祥、という訳ではないそうだ。
伝統を、一つの民族や国の中だけで考えていると見誤る
本書を著わした動機は、
たかだか百〜百五十年程度で、『日本の伝統』を誇らしげに(ときに権威的に)名乗る」というケースに違和感がある
というものだそうだ。
この次の書:「日本の伝統」という幻想は現在予約中。でもまだ準備中orz
2019/01/16 追記。夕刊記事から。
伝統は創造されるものだそうだ:【第29回】つくられた伝統
*1:例えばある年の9月13日に自転車で転んで歯を折りましたorz 苦しみの13日だった…