- 作者: エマ・バーン,黒木章人
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2018/08/17
- メディア: 単行本
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悪態を一言も言わないチームより悪態言っても可のチームの方が生産性が高いんだそうだ。ま、でも始終使ってるのじゃダメで、ここぞ、という時に使うべきみたいだけど。オヤジギャグもそうかな?*1
イギリス随一の発行部数を誇る新聞って…「サン」か(ソース)。
wikipedia:ポリティカル・コレクトネスは、略してポリコレですか。wikipedia:パリ・コレクションみたいだね。
で、そんなの辞書を調べりゃ良いんじゃないか、という意見に対しては、
辞書というものは、汚い・悪い言葉に対してはやたらと口が重くなるものなのです
とのことだった。試しにwikipedia:広辞苑(家にあったのは第3版…)で「ばか」をひいてみたけど、確かにアッサリとした記述だった。wikipedia:日本語大辞典でも。
でも著者*2の立場としては、
悪態・罵倒語は”炭鉱のカナリア”みたいなもので、その時代時代の社会のタブーを示して警告してくれます
とのこと。
19世紀のイギリスでは精神病院は見世物小屋として一般公開されていて、多くの見物人を集めていました。
ジョークを言うことと理解することとには複雑な感情プロセスで、ジョークに登場する人物の心の状態と、そのジョークを聞いたり言ったりする人物に生じると思われる気持ちを想像する力が求められます。
うーん、オラの場合はwikipedia:音韻の重なりを楽しんでいるだけだったりするんだが…(だから、レベルが低い!と罵倒されるのかorz)
急速に生じる一過性の感情を<情動>とも言います。
悪態・罵倒語は(中略)ざっくり言うと、感情を手っ取り早く伝える高性能の道具なのです。
なので?「感情なければ罵倒語なし」だそうだ。
自分でも面白くないし、相手だって笑わないだろうと思っているジョークなんか、誰も言いませんよね
いや、俺はそれでも言うことあるぞ…だからツマンネーって言われるのかorz
「脳の側性化」なんてーのもあるんか。:脳の構造とその機能 : 心理学用語集
で、悪態には扁桃核(Wikipediaではwikipedia:扁桃体)が関係していて、
いわば感情の交通整理をする信号機みたいな役割を果たして
いるのではないか、ということだそうです。
これの話もしてたけど、やっぱり読んでましたか。
wikipedia:アセトアミノフェン(パラセタモール)やマリファナ(wikipedia:大麻)の鎮痛効果は、身体的な痛みだけじゃなく精神的(社会的)な痛みにも効くんだそうだ。だから寂しい人でヤク中になる人がいるのか。
wikipedia:トゥレット症候群はかつては精神性疾患だと考えられていたが、今は(少なくとも初期段階は)運動性疾患により近いと考えられているそうだ。
自我消耗とかいうのもあるそうで:人はなぜ不機嫌になるのか:自制心と怒りの研究|WIRED.jp
google:CBITセラピーとかいうのもあるそうで、行動が脳を変える面もあるんだと。
動機付けにも内発…と外発…があるそうだ:動機付けとは?内発的動機付けと外発的動機付けの違いや、高める方法、書籍もご紹介 | BizHint(ビズヒント)- 事業の課題にヒントを届けるビジネスメディア
大学院生は、ストレスのせいで奇行に走りがちだということは、わたしも認めます
チンパンジーのキーキーという鳴き声は、声というよりは悲鳴なんだそうだ。
で、汚い言葉や悪い言葉は、暴力衝動の安全弁であり、かつ絆を深めるツールなんだって。
wikipedia:ジェンダー*3は昔からあるものではなく、18世紀前半に「男は強くあるべし、女は清くあるべし」という価値観が言葉にも反映されるようになって生まれたものなんだそうだ。昔からあるものではない、と。
うーん、言語学の「率直性」というのは、ググってもようわからんorz
相手とどれだけ率直に言い合える関係なのか
だそうだが。
チンパンジーがウンコネタ好きだ、っていうのは、この話のことか?:ずっと疑問に思ってた!「どうしてゴリラはウンチを投げるのですか?」に対する納得の回答 | COROBUZZ
イーストカレッジ校長のリチャード・アレスツリーという人が
好奇心ほど有害なものはない
とか言ってるそうなんだけど、ググっても詳細不明orzそれに対して著者は「好奇心のプロ」という表現がぴったりくるそうだ。オラは好奇心に満ちた狂人かな?
で、21世紀の現在でも、「ジェンダーロール≒男が稼ぎ、女は家庭を守る」は消えてないそうだ。
wikipedia:コーパスは、要は言語記録ですか。で、使用した言葉によって性別などがわかることもあるそうだ。例えば fuck を使うのは男性が圧倒的に多いんだとか。ま、そういうステレオタイプは変わりつつあるようだけど。
あと、外国語で起こられてもストレスを感じない人が多いんだとか。つまり、理解と感情は別なんだそうだ。でもそーえば、僕の元師匠は、例えばパソコンで操作を間違ってエラーが出た時、wikipedia:Oopsとか言ってたなぁ…チョドメのオラは「ありゃ」とか言うところだが。
で、最後は
汚い言葉や罵倒語は、(料理の)マスタードのようなもの
とまとめていました。
諸般の事情により、ちょっと急ぎ足の読書になってしまったorz なので、読み漏らしや書きもらしがあるでしょうorz 焦る狂人もらいは少ないorz
あと、これ↓は借りただけorz