「ス」をつけないとヒットしないorz

- 作者: ジェフリー・A.リーバーマン,オギオーガス,Jeffrey A. Lieberman,Ogi Ogas,宮本聖也,柳沢圭子
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2018/08/07
- メディア: 単行本
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"shrink"というのはこういう意味だそうだ:shrinkの意味と使い方(ネイティブと英語について話したこと)
ぶしつけでカジュアルな表現になりますが、名詞では「精神科医」を指します。
本書の表現では
この分野に巣食っていると思われている、横柄な偽医者たちを指す最も一般的な蔑称である
精神疾患をめぐる三つの問いは、
ということだそうで。
こういうことを言ってた人もいたんだとか。wikipedia:オルゴン
こんな映画もあったそうで:メトロポリス
精神医学史上つとに有名な人物の多くは、主に善意からの行為とはいえ、功績よりもその治療法の怪しさで知られている。
- wikipedia:フランツ・アントン・メスメルの動物磁気
- wikipedia:ベンジャミン・ラッシュの不快な薬
- wikipedia:ユリウス・ワーグナー=ヤウレックのマラリア療法(マラリアに感染させて病気を治す?(ログミー)*1)
- マンフレート・ザーケルのwikipedia:インスリン・ショック療法
- 性的指向転換療法というのはこれか?wikipedia:転向療法
- wikipedia:ロナルド・D・レインの実存精神医学
こういう怪しげな治療が、精神医学の後ろ暗いイメージに結びついてしまったらしい。
シロウトから見ると縮退している*2けど、精神科医*3と神経科医*4は違うんだそうだ(仲もあまり良くないんだとか)。ま、言われてみれば確かに違うか。んじゃ、どっちを選ぶかは大事だね。オラの場合どうだろう?でも、日本の場合制度の問題も大きいかな?
wikipedia:ジークムント・フロイトは、精神医学界きっての偉大な英雄であり、とんでもない悪党でもあるんだって。著者の弁では、
フロイトは時代を先取りしすぎた、悲劇的な先見の明の持ち主
だったそうだ。また、「ユングはフロイトにとってブルータス(こういうことだね:wikipedia:ブルータス、お前もか)」なんだとか。
wikipedia:ジミニー・クリケットはよくわからんorz
wikipedia:心理学というのは、直訳すると「魂の学問」になるんだって。
「医療を求める健康人」という概念があるそうなんだが、ググってもようわからずorz
そえばwikipedia:精神医学の有名人はドイツの人多いね。なので、「ドイツの学問」だそうだ。
wikipedia:ミズーリ州にはこんなエピソードもあるんだってね:ミズーリ州の人は疑り深いー州のNicknameは"Show me State" Jackと英語の木/ウェブリブログ
で、wikipedia:精神障害の診断と統計マニュアル*5は第3版から影響力を持つようになったそうだけど(他の本でも、3版から見かけるようになる)、この頃はまだコンピューターは普及してなかったから、編集作業は大変だったようだ。
wikipedia:アル・カポネって梅毒に負けたんだ。
ふーん、こんなことわざもありますか:ハンマーしか持っていなければすべてが釘のように見える(バーンワークス)
医学部にはこんな言い伝えがあるんだって:「精神科の道に進みたければ、手応えの遅さに耐えなければならない」
こんな言も:長い目で見れば…(名言ナビ)*6
アデラールというのは、やっぱりアブナいヤクですか:脳をブーストさせる覚せい剤「アデラール」とは ヱ、過去にリタリン(wikipedia:メチルフェニデート)キメてた奴に言われたかない、ってか?
なんかググったらこんな質問あったけど:Yahoo知恵袋これは人形の家とwikipedia:ニューヨークを比較するようなものだそうだ。
兵士は、国家や自由のためというより、隣で戦っている仲間のためのほうが、戦闘のストレスに耐えられる
兵士に限らず、人間一般に、自分よりも他人のためのほうが頑張れるらしいね。
第二次世界大戦の復員軍人の精神的ダメージは、埋もれていて、まだ認識されていなかっただけだった
wikipedia:インターネットは言わばデジタル拡声器だそうだ。
視野を狭くすると、たいていは精神疾患という複雑なものを説明しきれない
精神疾患があるからといって、高度な専門能力を身につけられない訳ではない
でもきっと、適切な支援が必須だろうな。
現代において(精神医学の)治療を阻む唯一最大の壁は、科学的知識の欠如でも、医学的能力の不足でもなく、社会的な汚名なのである。
んなところで。借り換えに行こうと思ってたけど、もう暗くなっちゃったなぁorz なので、も一冊文庫本の記録を続ける。