た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

わたしたちの体は寄生虫を欲している

わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

原題は"The Wild Life of Our Bodies"(私たちのからだの野生生活)だから、邦題は超訳ですかね。訳者あとがきでは、寄生虫というのは「自然の代表」だ、と語っていた。
本書でも出てきた寄生虫療法とかいうのは、今年から試験ですか:寄生虫で難病を治療=18年から安全性試験開始|医療ニュース トピックス|時事メディカル 万能薬ではないようだが。
日本語版序文はwikipedia:瀬名秀明さんが書いてるけど、帯の文句は「腸は脳より賢い!」なら、wikipedia:藤田紘一郎さんに頼んでも良かったのでは?と思うのは僕だけ?
さて、デジタル書き抜き:
と思ったら、ある一節ググったらこんなのヒットした:『わたしたちの体は寄生虫を欲している』: 極にゃみ的日常

「清い暮らし」が引き起こした問題は、泥遊びをすれば解決するわけではない。

ハイ、オラのクソミソ一緒生活も改善の余地はありますね…
うーん、この人?は結局どこに落ち着いたのかな?wikipedia:アルディ (アルディピテクス) ググってもわからずorz
生物学者のハンターさんというのは、この人のこと?wikipedia:ウィリアム・ハンター (医学者)曰く、

それら(猛獣)が絶滅したことを、哲学者としては残念に思うかもしれないが、人間としては天に感謝せずにはいられない。

地上の植物と水草との違いは、重力の影響を受けるかどうか、だそうだ。そしてここから研究は発展して、今はこういう話もあるらしい:骨が弱ると免疫も下がる!健康長寿と「骨」との知られざる関係【予防医療の最前線】 | ハフポスト

現代医療は他の種を排除するという考えの上に成り立っているため、それらの欠如が問題になるとたちまちお手上げで…

人間は、新しい道具を発明すると、とりわけ自分たちの生死にかかわる状況では、いささか度を越した使い方をするようだ

wikipedia:パスチャライゼーション(低温殺菌)って、wikipedia:ルイ・パスツールに由来するんだ。こんなことも言ってるんだとか。

細菌と人間は相互に依存して進化してきたのであり、腸内の細菌を殺せば、人も殺すことになる

「とりあえず全部殺せ。質問はその後で。」が医学のやり方だそうだ。あるいは、結果が第一で仕組みは二の次、とも。
wikipedia:シロアリは、腸内細菌が死ぬと食べものを消化できなくて自分も死んじゃうんだって。ググったらwikipedia:理化学研究所の研究も:シロアリは腸内微生物によって高効率にエネルギーと栄養を獲得 | 理化学研究所
wikipedia:ビタミンKの「K」の由来はドイツ語なんだって。Kihara,Kato,Kanamori ではないorz ビタミンK - 薬学用語解説 - 日本薬学会
そう、最近は何でも殺菌が流行りだけど、

良い菌を殺すことによって悪い菌をはびこらせる(こともある)

やっぱり(病気にならない限り)クソミソ万歳\(^o^)/?
wikipedia:虫垂は、実は大事らしいね。wikipedia:ためしてガッテンでも放送があったようで:突然の激痛!盲腸(虫垂炎)の新事実 - NHK ガッテン!
なんかそういう本もあるみたいだけど、人間は元々は食べられる方だから、自然選択は勇気ある者より用心する者に有利に働いたんだって。したがって、(選択の余地があるなら)「逃げるが勝ち」なんだと。
「午後中ずっと」という表現は、どうなのかなぁ?ヨミウリさんもこう言ってる:「午後中」と言わない理由(ヨミウリ・オンライン)
ふーん、「怒り」は「恐れ」から来るんだ。週刊「面白法人カヤック」(第43回)*1

捕食者の存在は、獲物に負荷をかける

犬猫と人間は味覚が異なるらしい:猫は甘みを感じていない?イヌ・ネコの味覚はどうなってるの - NAVER まとめ だから、人様の食べ物を犬猫にやるのは要注意だね。でもオラ時々、wikipedia:ねこまんまするわ…

現代の状況において、味蕾の指示はきわめて非合理的

wikipedia:第二次世界大戦は、寄生虫が媒介した病気で死ぬ兵士より戦闘で死んだ兵士が多かった最初の戦争なんだって。

人間の生活は、舵の利きにくい小舟を操縦しているようなもの

習慣の力は大きい*2、よりこっちの方がうまい表現か。

あと、文庫本の記録:

*1:なかでもこのサイトもそのうち消えそうorz

*2:昔そんなことをつぶやいた記憶があるんだが、ググってもわからずorz