- 作者: 笹生心太
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2017/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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副題が「<スポーツ>と<レジャー>の狭間で」ですが、両方の側面があるようで。
(前略)ボウリングに付与されたスポーツやレジャーのイメージ…は社会的文脈に依存する
でもボウリングって、関連する団体が多いんだよね…LBO に対する既存ボウリング団体の反応は?: ボウリング・ダブルエックス (Bowling-XX) このように分裂してたのも東京オリンピックでボウリングが落選した理由 | オリンピック総合情報NEWSの一因っぽい(記事にはないが)。
今は、ボウリングのピンを立てるのはこういう機械を使うのが一般的だけど
その昔はピンを立てるピンボーイなんていたんだって:すみ光保のボウリングエッセイ:第12回
こんな資料も:体育・スポーツ施設現況調査:文部科学省
スポーツとはそもそも遊戯性を持った身体運動であるものの、日本では軍部や学校教育の経路を通って普及したという背景があるため、真面目なものとして認識されていると言える
ボウリング場の経営も、日本のボウリング場はゲーム代が収入の柱(したがって、レーンの回転率が重要)なのに大して、アメリカではボウリング場で販売する飲食物の比重が大きいんだって。
あと、復興への狼煙―ボウリング業界光と影に言及することも多かった。
最後に、著者が考えるボウリング業界を盛り上げる方策は、
- ボウリングの競技としての楽しみを伸ばす(具体的には、フック(wikipedia:ボウリング参照)の講習会を開いたりするんだと。)
- 競技の外の楽しみを伸ばす方向性として、その社交機能を重点化する
- ボウリング場をオープンスペース化する
だそうだ。外野としては、いずれも言うは易し横山やすし、のような気はするが。