た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

トラウマと記憶

トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復

トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復

ここで見かけたのを発掘・読破。
前著は、読みかけでしたかorz 道理で、記憶にはないはずじゃ。
著者は、SE Japan | Somatic Experiencing® Japanなんてーのを開発したんだって。核となる概念は、

人が自分の人生を再び見出すためには、安全であり心のなかが落ち着いている感覚を持たせてやる必要がある

かな?別な個所では、

臨床的にトラウマの記憶に対処するには、通常働いている意識の下に存在する手続き記憶がカギになる

とされてた。という訳で、ちょっと専門家向けの色合いは濃いがorz
こんなのもあるそうだ:フェルトセンスの詳しい例!モヤモヤの意味を理解して、自分の気持ちと向き合う♪

真実は光によって色合いを変える

プレイヤー?死の祈り? [DVD] からの孫引きですが。
なので、「記憶」というのもセメントで固められた像のようなものではなく、むしろ砂上の楼閣のように移ろいやすいもののようで、思い出す度に変化して当然のものなんだって。本書では、「再構築の過程」と表現してた。だから、新しい状況で私たちを導く方位磁石のようなものだそうだ。

誤りや失敗によっても豊かになれる

wikipedia:記憶痕跡
また孫引きで(今度はフォークナー全集〈第19〉尼僧への鎮魂歌 (1967年)から):

過去は決して死なない。過去は過ぎ去ることもない

wikipedia:ジークムント・フロイトは、wikipedia:ジャン=マルタン・シャルコーwikipedia:ピエール・ジャネという巨人の肩に立っていたんだそうだ。
wikipedia:ダニエル・シュミット氏曰く、「記憶とは歴史的な嘘の積み重ねだ」だそうだ。なので、こんなのもあるとか:wikipedia:虚偽記憶
そえばこんなのも聞いたことはあるな:失感情症(アレキサイミア) | e-ヘルスネット 情報提供
うーん、wikipedia:en:Antonio Damasiowikipedia:良い警官・悪い警官の実験って何だろう?ググってもわからずorz
ふーん、こんな言葉もあるんだ:世界で最も翻訳しにくい単語、サウダージの意味 – ブラジル余話
wikipedia:タイトレーション (曖昧さ回避)はいろいろ意味あるっぽいorz
wikipedia:ドストエフスキー効果」はググってもわからずorzま、本書でも一般的ではないような記述はされてたが。
なんかでも、途中の章にセッション(治療?)の様子を写真を交えて説明する章があったんだけど、これは言葉で説明するより動画見た方が早いよなぁ、と思ってたら、一つはあった。

でも英語ワカンネーorz

本物の兵士とは、腰を下ろして、むせび泣くことができるものだ(wikipedia:アドリエンヌ・リッチ

辛い記憶も自分の一部

(だから、辛い記憶を消去してほしいとは思わない) 実際、こういう薬も研究中らしいんだよね:恐怖の記憶を消す薬 | 日経サイエンス

記憶を統合し、柔軟に事態に対応できる力を養わなければ、将来似たような状況が起きたときに、効果的に対応することができない。

以下、背取りが続く予定。今日は出遅れたから…→今日は新着本ありませんでしたorz なので、↓は先週分の見逃し分。