た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

不寛容という不安

不寛容という不安

不寛容という不安

ググったら、東京新聞の書評があった:http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2017112602000182.html
出版社の記事も:不寛容という不安 | 彩流社
今の時代、wikipedia:国民国家という物語が機能不全になっているんだそうだ。だからwikipedia:ドナルド・トランプ大統領が生まれたり、wikipedia:日本会議が力を持ったりするんだって。wikipedia:民主主義も機能不全かな?(ググったらそのような記事も多数。読んでるヒマないがorz)

魔女狩り復古主義は)社会の崩壊のスピードを早めるだけだ

wikipedia:金閣寺放火事件は、単語だけ聞いたことがある程度だねorzあとで Wikipedia 読んどこ。
これ:wikipedia:浦上四番崩れもあとで読んどこ。
wikipedia:国家神道は「見えない宗教」だそうだ。ま、でもこの辺は中途半端に手を出すと火傷必至だし、この辺読んで勉強しとこ。wikipedia:神仏分離
と思ったら、著者自身の記事もあった:天皇も「一生の心残り」と悔やんだ、明治政府のある蛮行の記録(真鍋 厚) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
こんなのもあるそうで:POW研究会 POW Research Network Japan

キリシタン迫害の根底にあったのは「未知のもの」に対する過剰なまでの恐怖だ

wikipedia:ヘイトスピーチなんかにも共通するようで。

(戦争などには)「普通の人間」をして残虐行為に駆り立てるだけの社会的な文脈が存在する

こんなのもあったんか:wikipedia:宮城遥拝

自分を埒外に置かない…そこで初めて、歴史は死んだ人間の手を離れて、生きた人間のものとなるのだ

リキッド・モダニティ―液状化する社会もちゃんと読まないとダメかしらん?何度か出てきた。
あと、日本史未履修の狂人は、こんなの:明治天皇巡幸(めいじてんのうじゅんこう)とは - コトバンクもよく知らないんだよねorz →でも今日読んでた別な本に書いてあったんだけど、文系の人々だって物理の知識は中学レベルで止まってるよね。どっちもどっち。
あと、天皇崇敬は近代の発明だそうだ。言われてみれば、江戸時代の民衆が天皇のことを知ってた、とは思えないもんね。

wikipedia:日本を、取り戻す。」という運動は「アイデンティティをめぐる闘争」の色合いが強いため、そもそも細かい事実関係などには意識が及ばないのだともいえる

wikipedia:菅野完によると、wikipedia:日本会議は「日本オッサン会議」だそうだ。と思ったら、こんな記事も:日本会議とは"ニッポンのオッサン会議"だ〜菅野完氏がメディアの報道に指摘 (1/2)

わたしたちは「○○人」であると同時に、「地球規模の運命共同体」になっていること、さまざまな意味において呉越同舟になっているという認識が必要であろう

この事件に関して:スカーフ禁止からその後 -フランスで何が起きたか | ヒューライツ大阪(一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター)ジャン・ボベロという人がこう言ってるそうだ。

違いを許容し異質を受け入れるのが民主主義だ。

wikipedia:1930年代のグローバリゼーションの二つの顔は、米国的な快楽主義と共産主義の浸透だそうだ。
ヴォルテールwikipedia:寛容論は、Wikipedia に記述があったので、そっちを見てね。
冒涜の定義をググると、hatena の記事ヒット:『ジミー 野を駆ける伝説』 - Arisanのノート
ふーん、wikipedia:チャールズ・チャップリンってwikipedia:赤狩りにあったんだね。
wikipedia:モンテビデオ条約はいろいろあるんか。本書で出てきたのは(当然?)1933年の。
こんな話もあるそうだ:イスラム国とサダム・フセインの「悲しい関係」 元将校「戦争相」に - withnews(ウィズニュース)
ふーん、この言葉も使用には注意が必要っぽい:wikipedia:カトリック (概念)
wikipedia:中田考曰く、

本当に不法なのは、国境を越えようとする『不法入国者』たちなのか、それとも大地に鉄条網を張って人間の移動を妨げ、鉄条網を超えようとする者を暴力的に追い払う者なのか

だそうだ。
こんな本も:未承認国家と覇権なき世界 (NHKブックス) これも:世界経済のトリレンマ – 『グローバリゼーション・パラドクス』 – アゴラ
移民と難民の違いは、一応こうなってる:コトバ解説:「難民」と「移民」の違い - 毎日新聞
wikipedia:スラヴォイ・ジジェクは新たなアパルトヘイト階級社会の到来を危惧してるんだとか。
ナショナリズムの世俗性と宗教性では、

世俗的ナショナリズムと宗教の違いは常々きわめて狭いものだった、と信じている

と述べているんだとか。
本書の立場としては、wikipedia:靖国神社天皇のために戦って死んだ者のための神社なんだとか。だから、

近代国家建設のための礎となった犠牲者として祀るという国民的な統合(和解)に失敗している

んだそうだ。
また、なるほど、と思ったのは、

wikipedia:廃仏毀釈までは、人々は、あの世のことはwikipedia:仏に、この世のことはwikipedia:神に頼むという、いわば神仏の分業による救済を信じてきた

ま、宗教は国家を超えられるか ──近代日本の検証【電子書籍】[ 阿満利麿 ] からの孫引きですが、絶版のようなのでorz
これまた孫引きorz 今度は殺戮の世界史: 人類が犯した100の大罪から。

「誇り」なんて「国家」にもたせてもらおうと思うなよ、とぼくは思う

いわゆるwikipedia:自己責任論は

“お上”の意に反した言動をとるものは「非国民」であり、国家はこのような連中から日本国民としての諸権利を奪っても構わないとする「臣民的メンタリティ」のなせる業だと考えるのが自然だ

とのこと。
wikipedia:宮崎学曰く、

社会が国家に包摂されることによって、国家と社会が癒着した

とのこと。
こんなのは、もうとっくに終わってますねorz 不謹慎のお祭り「R-18グランプリ」今年も開催、ニューヨークら8組争う - お笑いナタリー
こんな言葉もあるそうで:米国のバズワード「FoMO」と「JoMO」が意味することは? | GLOBIS 知見録
こんな本も:つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの
こんな諺もあるそうだ:狂人走れば不狂人も走る(キョウジンハシレバフキョウジンモハシル)とは - コトバンク つい反応してもうたorz
この話も:テロ - 語源由来辞典 赤と白もあるんだって:wikipedia:赤色テロ wikipedia:白色テロ ワインみたい?
こんな本も:学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史〈上〉1492~1901年
これ:殺戮の世界史: 人類が犯した100の大罪は、何となく記憶にあるのは、図書館で見かけたのかな?
wikipedia:白豪主義は、あとで読んどきましょー(棒読みorz)
これも:

チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで

チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで

wikipedia:強制収容所は、南アフリカにできたのが史上初っぽい。
これも:米国:米国はパキスタンでの無人機による殺害を説明せよ : アムネスティ日本 AMNESTY
こんなこともあったんだとか:wikipedia:福田村事件

わたしたちは、被害と加害の両方の記憶を持つべきである

こう言われるもんね:足を踏まれた人間は忘れない: 一番より二番

「生と死の意味」を“お上”に委ねる時代はとうの昔に過ぎ去ったにもかかわらず、共同体なき後の荒野に置き去りにされていることに気づかぬまま、盛んに「崇高さ」を求めて空中楼閣のごとき「誇りある国」を夢見る者たちが巷に溢れている

こんなのもあるそうだ:wikipedia:自主的な人類絶滅運動

多くの人々にとって「生きる」とは所詮「社会の中で生きる」ことでしかない。こうwikipedia:国木田独歩はいっているのだ。

最後に、筆者が言いたかったことは、

自分たちの現在地についてのマッピングとと来歴についてのリマインドを常に行わなければならない不安定さを受け入れながら「価値観」「世界観」「主観」「妄想」「虚構」に必要以上にのめり込むことなく、少ない社会的資源を自らの手でつなぎ合わせて生活の基盤となる人的ネットワークを作ることの重要性だ

とのこと。
ちょっとムズカシかったかな?
さて、急いで借り換えに行ってくるか。→まぁ間に合った。