- 作者: ケンオールダー,吉田三知世
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/03/23
- メディア: 単行本
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アサヒの書評:http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011072701349.html
こんなのもあったんだけど:「万物の尺度を求めて」 ケン・オールダー この冒頭、1972年は明らかにおかしいねorz(正しくは1792年)
科学は、人間の歴史に過激な新しい考え方を強制的にもたらす革命的な力であるという意見をよく耳にする。しかし逆に、科学が人間の歴史の営みのなかから出現して、わたしたちの当たり前の行動を、ときにはあまりに馴染んでいるために意識していない行動さえも、変えてしまうことがある。
基本的にはwikipedia:ジャン=バティスト・ジョゼフ・ドランブルとwikipedia:ピエール・メシャン(本書ではメシェンと表記)の物語なんだが、彼らのお師匠(上司?)にあたるwikipedia:ジェローム・ラランドは
蜘蛛恐怖症はばかげていると示すために蜘蛛を食べた
んだと…→キモ、と思ったら、ウマい、という説も蟲ソムリエへの道 味見;番外編;クモのおいしさ カンボジアでは、「人気が高い」とまで…wikipedia:クモのフライ
wikipedia:ルイ16世 (フランス王) は時計作りに長じており、また、地図の鑑定眼もあったんだと。
学者*1たるもの、自然と直に接し、自ら旅し、自ら測定し、測定結果の信頼性を自ら保証しなければならないのだ
wikipedia:三角測量は、補正が結構複雑なんだとか(http://uenishi.on.coocan.jp/n700sankakusokuryou.html)。
wikipedia:測地系は厳密にはwikipedia:測量とは意味が違うらしいんだが、本書では
(どちらも親戚のようなものだが)測量技師は地面の形状を測定する一方、測地学者は惑星としての成り立ちを考えて地球を測定するのである
と説明されていた。
wikipedia:啓蒙思想が全盛の時代には全周で400度の測角器(そっかくき)とは - コトバンクなんぞあったんだとか。
フランス革命は一つのものではない。多くのものの集合である。だが、煎じ詰めればこの革命は、「フランス革命を一つのもので表すとすればそれは何であるかをはっきりさせよう」という争いであった。
ある者にとっての英雄は、他の者にとっては極悪人である。
でもフランスってやることが結構カゲキなんだよね…自由、平等、友愛 - La France au Japon
自由、平等、友愛さもなくば死
こんなニュースもあったし:顔面移植で拒絶反応、史上初の再移植 顔がない状態で2か月 仏 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
wikipedia:シャルル・ド・モンテスキューはwikipedia:法の精神のなかで
統一というものは、いつも必ず正しいものなのだろうか?
と語っているそうだ。
標準を支配するものは経済活動のルールを支配する
ググったらこんな記事も(ちょっと古い記事だけど):「国家・Google・Appleが個人を支配する時代」どう生きる? 伊藤穣一・川上量生・まつもとゆきひろが語る | ハフポスト
そえばこんなの:wikipedia:重農主義 単語だけ知ってるのは、受験勉強で暗記させられたのかな?
こんなのもあったそうだ:wikipedia:十進化時間
そもそも科学というものは、民主的な事業であり、それを志す万人に開かれているものである
共和国と自然を完全に調和させるのは、簡単なことではなかった
wikipedia:閏秒の廃止問題にも関係するのかな?
評判が(学者にとって)最も貴重な財産であることは、いつの時代も変わらない。
うーん、でもあとはなんか(たぶん)[読書]FAKEな平成史 - たーくんの狂人日記の記述とゴッチャになってて、訳わからんorz 読み取れるのは、さっき読んだばかりの、
wikipedia:ユーロはwikipedia:メートルの直系の子孫
という話でしょうか。ま、いーや。
という訳で、一応貸出期限は来週の木曜日まであるんで、また思い出したら追記するかも。
*1:サバン、とルビを振ってた。