た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

プロローグに掲げられていたwikipedia:エピグラフが、wikipedia:チャールズ・ダーウィン

ヒトと高等動物の心の違いははなはだしいとはいえ、それはあくまで程度の違いであって、質の問題ではない。

というもので、本書の主張はこの言に凝縮されてるかな?
そえばこの用語:wikipedia:環世界もよく出てきたんだけど、

ある研究所ではダニが18年間絶食しながら生きていたという記録がある。

びっくりダニ〜orz
wikipedia:コウモリであるとはどのようなことかの結論は、

私たちにはけっして知りえないだろう

なんだそうで。ま、読んでないしわからんわorz
でも、耳の悪いコウモリは目の不自由な人間のようなものだろう、とかいう比喩はわかりやすいね。

認知は、感覚入力を環境についての知識に変えるという心的変換と、その知識の柔軟な応用

だそうだ。
2012-07-042012-07-04は(一応)読んだけど、類書に
セグロカモメの世界 (1975年) (世界動物記シリーズ〈11 今西錦司監修〉) The Soul of the Ape(類人猿の魂)How Monkeys See the World: Inside the Mind of Another Species(サルは世界をどのように見るか)
とかもあるそうで。ま、チョドメのオラとしてはスルーだねorz
スペルチェッカーは、よく ethology(wikipedia:動物行動学)を ethnology(wikipedia:民族学)や etiology(wikipedia:エティオロジー、病因学)はては theology(wikipedia:神学)に直してしまうと文句タラタラだったのが面白かった。
著者の考えでは、

逸話は研究の出発点であり、終着点とは考えていない

とのこと。「逸話の集積はデータにあらず」なんていう格言もあるんだとか。
私たちはロジックにとらわれているのでwikipedia:験を担ぐことになるんだとか。
ガルシア効果とかいうのもあるそうで:https://www.direct-commu.com/terms/terms_garsia_effect.htmlガルシア効果・味覚嫌悪学習(味覚嫌悪条件づけ) | ITカウンセリングLab*1 オラがwikipedia:卵かけご飯ダメなのもこれか…
ググったところ「英語学習2000時間」説とかいうのもあるらしいが、著者曰く

動物の認知について実験を行うつもりの人はみな、対象とする動物種の自発的な行動の観察にあらかじめ2000時間をついやしておくべきだ

とのこと。じゃないと、「自然な行動を反映しない実験を行ってしまう」んだとか。ま、頑張ってけろ。「好きこそ物の上手なれ」だから。オラが2,000時間費やしたものって、何かなぁ?やっぱ、自然科学系ノンフィクションの乱読?または狂人生活?
また、著者の考えでは「愚かな動物などいない」そうだ。
wikipedia:相似 (生物学)wikipedia:相同も。
こんなカラスもいたそうで:特集:動物の知力 2008年3月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP だから、カラスは「羽毛を着た類人猿」だそうだ。
あと、タコも侮*2れないらしい:タコの驚くべき知性について解説 - ログミーBiz
という訳で、要は「動物をバカにすんなよ」ということのようだが、でもだからと言って動物と話したい、と思う訳ではないそうだ。
あとはまた、自分で書いた文字が読み取れないorz
(追記)2012年のwikipedia:イグノーベル賞を受賞してたんだってね:今年も発表、イグ・ノーベル賞 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

*1:21/05/28リンク修正。

*2:あなどれない