フランス現代史 隠された記憶: 戦争のタブーを追跡する (ちくま新書1278)
- 作者: 宮川裕章
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/09/05
- メディア: 新書
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著者はwikipedia:毎日新聞のパリ特派員だったそうで(宮川裕章 - 毎日新聞)。
そーえばこれも読んでた:[読書]独仏「原発」二つの選択 - たーくんの狂人日記
本書によれば、フランスで「大戦」と言えば通常wikipedia:第一次世界大戦を指すそうだ(ググった印象は違うが)。未だに当時のwikipedia:不発弾が見つかったりするんだとか。
この記事:永田丸沈没100年:追悼式に120人 仏沖で独軍が撃沈 - 毎日新聞*1に出てくる「永田丸」の関係者の言が気に入ったので、デジタル書き抜き:
本来、船とは遠く離れた人と人を結びつけるものだと感じます。
フランスの国是って、wikipedia:自由、平等、友愛は有名だけど、「人権」も入るのかなぁ?そう紹介されてる箇所があったんだけど。
wikipedia:ヴィシー政権の「ヴィシー」って、地名なんだ。だから、当地の人々はそう呼ばれるのに抵抗感があるようで。うーん、日本にそういう不名誉な例はあったかなぁ?理系人間だから?思いつかないやorzwikipedia:鎌倉幕府やwikipedia:室町幕府にはそういう負のイメージはない(と思う)し。
ふーん、こんなんもあるそうで:ドイツ・フランス共通歴史教科書【現代史】 - 株式会社 明石書店 そーえばこんなのもあったが:日中韓歴史教科書問題 | nippon.com その後の話は聞かないねぇorz だいたい、呼び方の順番でもめてるくらいだから、先は遠い…:「日中韓」「中日韓」なぜいつも韓国が最後なのか?日本人と...|レコードチャイナ
元wikipedia:自由フランス(フランスにおけるレジスタンス*2)の一人が述懐するには、
人間の本質は理解しがたく、中に野獣が潜んでいます
とのこと。
wikipedia:パンテオン (パリ)は創設時から、危険に国民を団結させるための道具でした。*3
wikipedia:第二次世界大戦後期、フランスはwikipedia:自由フランスとwikipedia:ヴィシー政権があったから、連合国と枢軸国とどっちが勝ってもフランスは戦勝国になれたそうだ。
という訳で、軽く新書を一冊読破。
*1:ってよく見たらこの記事の筆者も、本書の著者orz
*2:これにも神話があるんだとか:google:レジスタンス神話
*3:日本なら、wikipedia:靖国神社がそうかな?とか言って、炎上の種をまくorz