- 作者: 朝日新聞「カオスの深淵」取材班
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/04/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
言われてみたら、wikipedia:AKB48選抜総選挙は「総選挙」というより「株主総会」だね。
もともと民主主義は丁寧に議論することを前提にして、ただでさえ決めるのに時間がかかるのです
僕が以前行った講演会では、確かwikipedia:中島岳志氏が「落としどころを探る」という表現をしていた。
wikipedia:アドバスターズという雑誌もあるそうで、これは言わば「反広告という広告」を作ってきたそうだ。たばこの広告が成功例だそうだ。
wikipedia:塩崎恭久氏曰く、
とのこと。
wikipedia:スロバギアの首相だったラディツォバー氏曰く、
いま真の意味で社会を統べているのは誰か。国民から選ばれた政治家より、正体の見えない市場に深く依存しているといわざるをえない
とのこと。で思うんだけど、お金ってwikipedia:指輪物語のwikipedia:一つの指輪みたいだね…(確かにwikipedia:J・R・R・トールキン自身はそういう寓意は否定しているけど:wwÖ¨êxP*1)
アップルトピアとかいう構想もあるんだとか:IMホールディングス | 人工都市│人造都市│チャーターシティ│アップルトピア
結局、自信がなくなると横を見る。人間の性ですかね。
サガだろうなぁ。
カイロアメリカン大学のサイード・サデク教授曰く、
独裁体制は、人々を無知のままにするのが都合が良かった。今回わかったのは、選挙も同じだったということだ
とのこと。(あんまり本題とは関係ないけど)こういう海外の本音がわかるのは、腐っても朝日新聞?
ニューロマーケティング(マーケティング用語集 ニューロマーケティング - J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所)の話も少々。
性能や値段で選んだと思っていても、実際は広告による潜在意識への刺激に左右される。選挙だって同じだ。
wikipedia:国際連合平和維持活動は、実際には旗(国旗)の見せあいなんだって…wikipedia:新渡戸稲造が草葉の陰で泣いてるかなぁ?
wikipedia:齊藤誠教授曰く、
経済学には期待と需要が大きすぎて、必要とされているとうぬぼれるところがある。…脳みそのどこかに知識を入れておくと、問題を解決するとき、その引き出しを探せば智恵が浮かぶ。人生がちょっとだけ楽しくなる。経済学は、そういう学問だと思う。
経済に限った話ではないと思うが。それに、今の世の中、先立つものがないと何もできないに等しいですからorz
スイスも、放射性廃棄物の処分場については難儀してるみたいだね:HLW:CH:chap1 [諸外国での高レベル放射性廃棄物処分]
wikipedia:人間開発指数なんてのもあるそうで。ま、でも、こーゆーのは、一喜一憂しないで、一つの指標にすぎない、と受け止めるべきなんだろうな。
で、本書が提起していた問題は、経済はグローバル化しているのに、国家はナショナルな枠組みにとらえられている、ということかなぁ?ま、(ある程度)仕方ないね。お金(や情報)は所詮パンツ*2だから国境には囚われないけど、人間という実体の存在する場所は必要だろうし(「おわりに」では「グローバルな問題、ナショナルな解決策」と表現してた。なんか僕はwikipedia:イマジン (ジョン・レノンの曲)も思い出した)。
そうそう、こんな話も:四国学院大学が採用するアファーマティブ・アクション | 倉部史記のブログ
という訳で、こういう問題を考えると頭がカオスになる…でもあきらめないで、「小さなことからコツコツと」進んでゆくしかないんだろうな。
*1:昔買って奥の本棚にあったから、確認した。