- 作者: 工藤律子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/07/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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しかし、「マフィア国家」とはすごい言われようだなぁ、と思ったら、この記事では上位ふたつがメキシコだから(もっとも日本もランクインしてるけどorz)、誇張ではないのかもしれない。今度会ったとき聞いてみるよ。
なんかwikipedia:メキシコ麻薬戦争で死者が出ても、コラテラル・ダメージ(wikipedia:巻き添え被害)の一言で済ませられたりするんだって。
麻薬戦争の主要舞台では、警察や軍にとっても、市民は「コラテラル・ダメージ」の一部に過ぎない
捜査には連邦警察だけではなく軍も動員されてるそうだけど、軍は
「捜査中にに攻撃されたら撃つのではなく、まず撃ってから捜査を始める」
(ようなもの)と皮肉ってた。
「暴力は感染する」んだそうだ。本書に載ってたのはメキシコの事例だが、ググったらこんな記事も:無意識の悪意が空気中を漂う?『無礼』と『暴力』は感染する | sign
wikipedia:ゲレーロ州ってーのがあるそうだけど、オラはしばらくグレーロ州と空目して、グレーロ州に行ったらグレーロ、なんて思って一人でニヤリとしてましたorz気づいたときには、穴があったら入りたいorz
私たちは、くだらないものを買い集めるだけの消費者ばかりを育てているのです
日本の現状にも通じる話だそうだ。
(自分の子どもを叩くのは)所有という概念が人の価値よりも重要視される価値観を、次世代に受け継いでいる
メキシコにも「男子厨房に入らず」的な考え方があるんだって。
本当の力、というものは、自分のやりたいことに一生懸命に取り組む能力であって、暴力をふるうことではない(後略)
じゃ、ジャイアンものび太いじめるんじゃなくて、リサイタルに励めば良いのかな?(それはそれで問題ある感も…)
こんなこともあったそうだ。:2008-10-03 - メキシコノート リターンズ
これも:メキシコ:#YoSoy132、「メキシコの春」の始まりか? · Global Voices 日本語
そえば著者は昔こんな本も書いたそうだが:『マラス』凶悪ギャングの心の底は - HONZ、
一時はマシになっていたけれど、相変わらず、殺人や失踪は続いている
そうだ。
(メキシコも)街は寛容さを失い…
wikipedia:麻薬カルテルという呼び名は的外れで、現在のメキシコの犯罪組織にふさわしいものではありません。彼らはむしろ”犯罪の多国籍企業”で…
「マフィアによる平和」でググったらこんな記事も:メキシコ 「pax mafiosa(マフィアによる平和)」崩壊で麻薬戦争再燃 - 孤帆の遠影碧空に尽き
社会に暴力がはびこる背景には常に、資本主義社会の拝金主義と、依然として解消されない貧富の格差がある。…
wikipedia:フランス革命以降の自由主義はすでに機能しなくなり、私たちは今、その最終段階である新自由主義を生きています
という訳で、岩波だから文庫か新書になれば買いなんだが、家の近くの本屋亡き*2今どうしたら良かんべ?
また、これは読みかけ放置で。