- 作者: 中島岳志,島薗進
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: 新書
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おりょ、ググったら特設サイトがヒットした。まだあるのね。「愛国と信仰の構造」特設サイト1章は立ち読みできる。どっちかっていうと、駐(文献のリスト)が欲しいんだがorzそれは買ってね、か。残念でした〜当然家の近くの図書館*1にあるから、わざわざ買う必要はないのだ〜まぁ、古本屋で見つければどうするか、はわからないが。
本書では、
ひと世代がおよそ25年と考えると…
という記述があった。今はそんなもんか。30年という意見もあるが。一世代は大体何年の期間を指しているのでしょうか。教えてください。 - 世代の... - Yahoo!知恵袋
実際は、wikipedia:ナショナリズムそのものは左派的な出自を持った思想だというのが政治学の常識
(フランス革命の「革命」は revolution だが)明治維新の維新は restoration で回復、復興(革命ではない)
wikipedia:中島岳志氏の考えでは、
設計主義的な漢意*2を否定して、古代社会の中に天皇と人民が一体化するような「一君万民」の理想を見出していく、ユートピア主義こそが右翼思想の源流だ
とのこと。wikipedia:自由民権運動も、wikipedia:一君万民論に基づいたナショナリストたちだったんだとか。
wikipedia:坂の上の雲も(Wikipedia では[要出典]とかやられてるけど)
「坂」を登りきった明治の後半の人々が見たものは「雲」にすぎなかった
んだって。
キリスト教と植民地支配の関係は深い。(池田信夫 blog : キリスト教思想への招待)
そうだ。
wikipedia:革新右翼なんてーのもあるそうで。
wikipedia:資本が自己展開する、という話は他でも見かけたことがあるが、科学も自己展開するんだそうだ。なんかムズカシーorz
保守思想というのは人間が不完全である以上、ユートピアには永遠に到達しないと考えるので、出来ることは「永遠の微調整」だけだと考えます。
こんな話もあるそうだ。:バラバラでいっしょ: ことば こころのはな
wikipedia:島薗進氏によれば、wikipedia:正法は(学術論文ふうに言えば)「仏教の社会倫理」だそうだ。
しかし、wikipedia:トポスって結局何なのかねぇ?どうも、人によって用法が異なるようでorz
中島氏曰く、
無差別殺人は「誰かを殺せない殺人」というふうに読みかえた方がいい。「誰でもよかった」というのは、裏を返せば誰が敵なのかよく分からないわけです。
とのこと。一理はあるか。
民主主義の基盤には宗教が必要である
wikipedia:マハトマ・ガンディーは、道の違いを真理の違いと間違えてはならない、というようなことを言ってるそうだ(たぶんガンジーの宗教観~非暴力・不服従の根底にある精神~ | 生きる意味.netの名言1.)
「理念」も二種類あるそうだ。:理念についてのシンプルな備忘録(構成的理念と統整的理念):モノを買わなくなった時代、ほな何やったら買うてもええねやろ?:オルタナティブ・ブログ
wikipedia:国家神道の問題を扱う上でも、wikipedia:宗教概念の再定義・再構築が必要になるらしい。
wikipedia:大衆の反逆なんてーのもあるそうで。
wikipedia:自由と民主主義のための学生緊急行動は、安倍政権といういわばミニ中華帝国に対する抵抗運動なのではないか
という訳で、軽く一冊ななめ読み。