た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

食糧と人類

食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史

食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史

本書では、過半数が農業を営む状態から都市居住者が多数派を占めるようになったのは2007年5月とされていたけど(ググったらこんな記事も:ログイン - はてな)、この記事*1では

現在その割合は50%に上昇しています。

となってる。真相はいずこに…? Wikipedia でも2007年となってるが(wikipedia:都市化)。いずれにしろ、今は都市居住者の方が多数派って理解でええか。
多産多死から少産少死へ推移する現象は「人口転換」と呼ばれるそうだ(国土交通白書)。
wikipedia:エリコ

世界最古の町と評されることもある。

道具の使用*2や農業は人間の専売特許でもないようだ。第43回 ハキリアリは農業を営む(パート1) | ナショナルジオグラフィック日本版サイト 確かにそうか。
先住民族の呼称は、難しい問題だね(wikipedia:エスキモーの6.呼称)。そーえばwikipedia:アイヌもいろいろ問題あるわ。
この人:wikipedia:en:Peter Richerson とこの人:wikipedia:en:Robert Boyd (anthropologist)は、

文化が進化できたのは、遺伝子にできないことをやってのけたからだ!

と言ってるそうだ。
「文化進化論」とかいうのもあるんだとか(ググってもようわからんorz)
「猿真似」とかいう言葉もあるけど、実は人間こそ模倣の達人だそうだ。→ググったらこんな記事も:サルはマネしない!? - 生物史から、自然の摂理を読み解く
wikipedia:焼畑農業は、(実は)理にかなった解決法なんだそうだ。森林破壊 焼畑悪玉論
そーえばマメ科の植物にはこんな話もあるか:wikipedia:窒素固定
強靭な牡牛は成人男性6〜8人分の働きをするんだそうだ。
マルサスwikipedia:人口論は、初版と第二版以降で(正確な)題名が違うんだそうで。
wikipedia:ウィリアム・ギブズ (実業家)に出てくる会社は、wikipedia:グアノを1トンあたり $15 で仕入れて $50 で売って、巨万の富を築いたんだとか。ググったら、背取りとかの世界でも似たようなボッタクリ?はある模様orz
こういうのもあったそうで:wikipedia:太平洋戦争 (1879年-1884年)
本書では、

新世界では、完新世に入った時期に馬が絶滅したので…

と記述されてたけど(ここ:南北アメリカ文明 13note_0204もそう言ってるっぽい)、Wikipedia の記述(wikipedia:ウマ ここも:ウマ類の絶滅 | 「みんなの乗馬」ブログ)とかは違うなぁorz
wikipedia:DDTにもwikipedia:モンサント (企業)*3が一枚かんでるんだね…
こんなのもあるそうで:POPs条約(METI/経済産業省)
wikipedia:Bt毒素などの試みの結果がわかるのは、まだ当分先の話だろう、と。

人類と自然界との断ちがたい密接な関係がある以上、そう簡単に白黒をつけることはできない。二者択一ではなく、相反するふたつの主張の間のどこかに着地点は見つかるはずだ。

自然界はつねに変化を続け、進化はけっして止まることがない

最後の方で、

はたして現在の繁栄は真の成功といえるのか

と問いかけていたのが印象的でした。でも、wikipedia:蝗害*4とか難しい漢字も多く、読むのは疲れたorz まぁ、こんな難しそうな専門書にホイホイ手を出すのはオラくらいか。

*1:2014年の記事?

*2:これは道具の定義によって変わるが。

*3:こいつについてはモンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業を借りてきたので、そのうち読む予定。→予約入ってたので、読まずに返すorz

*4:なぜかこれはメモしてあった。他、メモし忘れた語も多しorz