た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

希望への陰謀

希望への陰謀: 時代の毒をどう抜き取るか

希望への陰謀: 時代の毒をどう抜き取るか

筆頭著者がここでブス呼ばわりされてたし、それで手に取った。
wikipedia:山口二郎氏が、

今日の民主党の低迷は、永田町の中だけで政治改革や政権交代を考えてきたことの帰結である。

なんて他人事のように述べてたけど、「民主党のブレーン」だったのに冷たいねぇ。
でも、「新しい政治文化は、臣民型文化から市民型文化の形成ということができる」なんていうのは、その通りですね。

自民党政治は「公共的なるものへの無関心を伴った忍従」*1の上に立脚してきた。

そうだ。
公共施設の利用には「政治的中立」が求められたりするけど、確かに

純粋な中立はあり得ない。

と思うなぁ。
こんな話も:参院選で深化した「熱狂なきファシズム」 - 想田和弘|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
あと言われてみたら確かに「積極的平和主義」とかいうのは、wikipedia:ジョージ・オーウェルwikipedia:ニュースピークwikipedia:ダブルピークみたいだね。こんな話もあったそうな。:「積極的平和主義」は概念の盗用 提唱者ガルトゥング博士が緊急来日 | ハフポスト
あと、これの一部も引用されてたので、あとで(時間がある時)読んでみる。:NPJ通信 福島 「原発震災」 の意味を問う〜錯綜する天災と人災(その一) 木村 朗
ただやっぱり、こういう怒りに満ちた文章では、得てして誤植が残ってるんだよなぁorz(イチイチ書かないが。)
こんな本:

戦争への終止符: 未来のための日本の記憶

戦争への終止符: 未来のための日本の記憶

もあるらしいんだが(wikipedia:押し付け憲法論について)、図書館にはなかったorz こっちは市の中央図書館まで行けば、あるにはある。
OECD国際教員指導環境調査(TALIS):国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Researchによると、日本の教職員は参加34か国中最も多忙なんだそうだ。[読書]学校の先生は休めない、など - たーくんの狂人日記 そうだし。
で、次世代の教育のキーワードはwikipedia:コンピテンシーとかwikipedia:レジリエンス (心理学) らしい。もう、勝手にカタカナ英語使ってくれ。オラ知らん…
というとこら辺にするか。この本は家の近くの図書館だし、読み直そうと思えばいつでも気軽に行ける(入れない時期はあるが)。

あと、もう一冊(マンガだが)。

*1:元はwikipedia:和辻哲郎の『風土』に出てきた言葉らしい。